バイエルン・ミュンヘンを4−0と下してチャンピオンズリーグ(CL)決勝に駒を進めたレアル・マドリー。カルロ・アンチェロッティ監督に対する最大の賛辞は、FWクリスティアーノ・ロナウドから届いた。自身も16得点でCL新記録を更新し、祝うはずだった同選手だが、「すべて彼の功績だ。彼はメンタリティーを変えた。彼がすべてを変えたんだ」とアンチェロッティ監督をたたえたのだ。

アンチェロッティ監督の主な功績は、結果が示している。レアルはミュンヘンで9回も負けており、ペップ・グアルディオラ監督に本拠地ベルナベウで勝ったことがなかったのだ。前任のジョゼ・モウリーニョ監督の下で、レアルは3年連続準決勝敗退に終わり、決勝に進んだのは2002年以来のことである。

だからこそ、決勝進出回数でリッピ氏やムニョス氏に並び、優勝回数でもボブ・ペイズリーの記録に追いつく可能性があるアンチェロッティ監督を、スペインもたたえている。イタリアでも同じだ。

『gazzetta.it』による「過去40年で最も優れたイタリア人指揮官」のアンケートでは、アンチェロッティ監督がアッリーゴ・サッキ、マルチェッロ・リッピ、ジョヴァンニ・トラパットーニ、ファビオ・カペッロらを大きく上回っている。

スペインメディアでは、アンチェロッティ監督によるグアルディオラ監督への「実践のレッスン」がたたえられた。もちろん、何よりもレアルの見事な勝利がたたえられているのだが。

『マルカ』では「歴史上最高のレッスン」と称され、『ABC』は「アリアンツ・アレナでブランコ(白、レアルの意)圧勝」。『パイース』は「記憶に残るマドリーがデシマ(10度目の欧州制覇)へ向かっている」と伝えている。

また、『アス』は「ルンメニゲは正しかった。確かにミュンヘンは燃えた」と報じた。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏が、0−1で敗れたファーストレグ終了後、「レアルは地獄を見るだろう」と話したことをからかっている。