「どうしてこの選手たちを使わないの?」vol.143

M:ヨーロッパで活躍する選手が増えていますから、日本に戻ってきて試合をするとコンディションが整わないケースも考えられますよね。そんな場合のためにも国内の選手を試していいのじゃないでしょうか。

R:そう思いますね。たとえば僕は永井(謙佑)が呼ばれていないことにはびっくりしていますよ。オリンピックを見ていたら清武(弘嗣)と永井はA代表のプレーができると思いました。

M:ザッケローニ監督は8月のメンバー発表の記者会見で、「オリンピックで非常にいい活躍をしているのは知っていますが、五輪チームとA代表がやっているサッカーは違ったもの。採用しているCFも異なったタイプを採用しています。現時点で結果が伴っている、いいサッカーを展開できていると思っているので、現時点でのCFを使おうと思っています。永井選手はCFもできますし、サイドでのプレーもできると認識していますが、今回は攻撃よりも守備をいかに修正していくのかということに重きを置いています」ということでした。その守備の修正に重点を置いていたイラク戦が終わり、今後は呼ばれるかもしれません。

R:じゃ、その時がくるのを楽しみに待っておきます。
 
M:海外で活躍する日本代表選手に自分のチームで試合に出られないケースもあります。たとえば日本代表のキャプテン、長谷部誠選手はベンチにも入れず試合から遠ざかってしまっています。こういう選手が出てくることを考えて、起用する選手を増やしておいたほうがいいと思うのですが。
 
R:長谷部は戻っておいでよ。浦和はしつこく声をかけてあげてほしいですね。日本に帰って調子を整えることで、次のチャンスもあると思いますよ。
 
M:昔は日本に帰ってくると、ヨーロッパのリサーチの目から外れてしまうという懸念があったでしょうが、今はしっかりスカウトがチェックしていますからね。
 
M:他に日本代表はどんなテストをしなければならないでしょうか。
 
R:今の日本は、後ろの4人とボランチは安定しているのが一番の強みになっています。でも、今野(泰幸)や吉田(麻也)が出られない場合どうするのか。この問題について実はイラク戦でも結論が出ませんでした。だってイラクがあまり攻めてこなかったから。どんどん試しておくべきですよ。どうして槙野(智章)を試さないのかな。1対1も強いし、サイドのプレーヤーと限定する必要はないと思いますよ。FWをやらせてもいいくらい。
 
M:今回残念ながらケガで離脱した伊野波雅彦選手も、ザッケローニ監督は最初サイドでだけ使っていました。今はセンターバック候補です。

R:まだまだいい選手は一杯いますから、ぜひ今回の遠征ではいろいろな形を試してほしいですね。