「避難行動につなげやすい情報に」防災気象情報が新しく 警報にレベル表示で避難判断しやすく
今月28日から、防災気象情報が新しく変わります。避難するタイミングを判断しやすくするため、分かりやすく整理したという今回の変更。どう変わるのか、ポイントをまとめました。
去年、記録的な大雨で甚大な被害を受けた姶良市――。出水期を前に防災意識を高めてもらおうと、17日、鹿児島地方気象台や市が講演会を開きました。今月28日の午後から「新たな防災気象情報」が運用されるのを前に、気象や防災の専門家が活用の方法について説明しました。
「情報を利用する住民・自治体が本当に分かりやすく、避難行動につなげやすい情報にする必要があった」
今回の見直しは、これまで出されていた、大雨警報などの「防災気象情報」と災害の危険度や取るべき避難行動を示す「警戒レベル」との関係を分かりやすくし、避難の判断をしやすくすることが狙いです。
では、具体的にどう変わるのでしょうか。1つ目のポイントは、警報や注意報に「レベル」の数字がついたことです。
これまでは、大雨警報や土砂災害警戒情報といったそれぞれの防災気象情報がどの警戒レベルにあたるかが分かりづらくなっていました。
今回の変更では「レベル3大雨警報」「レベル5土砂災害特別警報」のようにレベルがセットで発表され、相当する警戒レベルが一目で分かるようになります。
警戒レベルと取るべき行動です。レベル3は、危険な場所から高齢者等は避難、レベル4は全員避難、レベル5は命の危険が迫っているため身の安全の確保が必要です。色とともに覚えておけば、速やかに行動することができます。
2つ目のポイントは、避難指示に相当するレベル4相当の情報として「危険警報」が新設されたことです。これまでの「土砂災害警戒情報」は「土砂災害危険警報」として発表されます。
気象防災アドバイザーの黒川晃さんは、新たな防災気象情報に加え、大雨災害による危険度を色で確認できる「キキクル」も活用して自分の身を守ってほしいと訴えました。
(気象防災アドバイザー・黒川晃さん)
「自らの命は、自らで守るのが原則で自分の命を人に預けないのが大切になる。警戒レベル4までに必ず逃げてください」
新たな防災気象情報の運用まで1週間あまり。梅雨や台風シーズンを前に、自分の身を自分で守るために防災意識をもつことが重要です。
