谷底から出られなくなった男性 7日ぶりに救助/台湾
男性は9日、妻と口論になった後に外出し、行方が分からなくなった。友人らが捜索したところ、山の麓に男性のオートバイが止められているのを見つけ、11日に消防局に協力を依頼した。
だが山地のもろい地形や降雨の影響を受け、複数箇所で土砂崩れが発生していた他、悪天候のためヘリコプターでも救助もできなかったため、この日は救助を断念。ドローンで食料などの支援物資を投下して男性を支援した。13日には救助隊が二手に分かれて救助に向かい、14日夕方に男性との接触に成功。15日に男性を連れて下山した。
県消防局によると、降雨が続いたことで男性は水が確保できた他、地形により風雨がしのげ、体温の低下を防げた。また無人機の運用で、通信機器の電波が届きにくい場所でも男性の位置を正確に把握でき、救助ルートの選定や支援物資の提供が可能だったという。
男性は報道陣に対し、サクソフォンを持っており、音を利用して救助隊に自身の位置を伝えたと説明。食べ物もモバイル端末もなく、喉が渇いて渓谷を下ったところ、戻れなくなり、救助を待っていたと語った。また救助隊員らに感謝の意を伝えた。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
