奥田ふみよ氏の公式Xより

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日本維新の会松沢成文氏が22日、参議院の憲法審査会に出席。れいわ新選組の共同代表・奥田ふみよ氏が、15日の同会で政府や自民党に対し“憲法違反”などと批判した発言について猛批判した。

15日の同会で貧困問題を取り上げた奥田氏は、「政府や自民党は、恥を知れ」「自民党は、憲法を触る資格などみじんもない」と現状が生存権を定めた憲法25条に違反していると主張。

これに22日の同会で、松沢氏は奥田氏の発言を看過できないとして「4月15日、前回の本審査会におけるれいわ新選組の奥田委員の発言について、看過できない重大な問題があるため、意見を申し述べます」と切り出し、「奥田委員は、意思表明の中で貧困問題を取り上げ、政府自民党を『憲法25条違反だ』と糾弾し、『政府自民党は恥を知れ、自民党は憲法を触る資格などみじんもない』と罵声を浴びせました。正直申し上げて、私はその無礼な発言にびっくりいたしました。自民党の皆さんはこのような発言を許していいんですか? これが許されるなら、憲法審査会の審議は委員がののしり合う下品なものに成り下がってしまいます」とつるし上げた。

その上で、「憲法改正に反対する意見や、他の憲法政策を批判することはもちろん自由」としながらも、「他者の発言を一方的に切り捨て、“恥を知れ”などと口汚くののしる発言は、国会法が禁じる無礼な言葉そのもの」と非難し、奥田氏に発言への謝罪を求めた。

12月の予算委員会でも5分間主張

奥田氏といえば今や、“トラブルメーカー”で名をはせる。昨年12月の予算委員会では質問に立ち、約5分間の持ち時間の多くを主張に使い、ほとんど質問を行わずに終了するひと幕があった。その答弁の中で奥田氏は高市早苗首相に、「子どもたちを絶対に戦争に行かせない、そして絶対に戦争に巻き込ませない、今ここで約束してください」と迫り、「本当に戦争に巻き込まれたとき、最前線に行くのは誰なんですか?高市総理率いる自民党なんですか?」「戦争に巻き込まれたときいったい誰に血を流させる覚悟なのか、お答えください」などと詰め寄り、藤川政人委員長からイエローカードを突き付けられた。

さらに今年2月、共同代表就任に伴い自身のX(旧Twitter)で「全身火あぶりにされたような心境」「国会村に飛び込んでみなければ知りえない地獄」「グツグツ地獄の釜の中に放り投げられる思い」と強烈な表現で決意を表明。

そして先月25日の参議院予算委員会でも、物価高に苦しむ国民の現状を訴える中で「先進国で最も経済衰退しているのが日本だ。減税政策が本当に生ぬるく、しょぼいです」と発言。さらに、「人殺しの武器を作ったり買ったりするために、これから10年先まで、防衛特別所得税は即決。なぜ増税策はスピーディーに決めるんですか」などと述べ、政府の経済政策をばっさり斬った。すると、前出委員長からは“不適切な言辞”と3度に渡る異例の警告を受けたほか、小泉進次郎防衛相からは“おしかり”を受ける羽目となった。

冒頭の質疑応答で「ごめんなさい、息が荒れた」と呼吸が乱れるまでヒートアップしてしまう奥田氏。3児の母で“肝っ玉”でも知られるが、沈着冷静という“品格”を備えるべきである。歯に衣着せぬ物言いが政治家のトレードマークでもあるが、まずは国会議員としての質を上げてみてはいかがなものだろうか。