豊田章男AI(22日、静岡県裾野市で)

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 トヨタ自動車は22日、豊田章男会長の発言内容や特徴を人工知能(AI)に学習させた「豊田章男AI」を公開した。

 同AIに質問すると、文章だけでなく、豊田氏の声質や口調にそっくりな音声を生成・回答する仕組みとなる。

 2024年11月に開発が始まり、25年春から社内向けに提供を始めており、今後、社内研修などでの利用も検討する。今回、静岡県裾野市の実証都市「ウーブン・シティ」の公開に合わせ、報道陣が体験利用した。記者が「モビリティカンパニーとは何か」と尋ねると、「クルマの会社をやめる話じゃないんですよ。私たちトヨタが『移動の自由』をどこまで広げられるか、その挑戦の名前なんです」と答えた。

 AIは、過去10年ほどの豊田氏の講演やスピーチを学習したほか、生成内容について豊田氏本人から改善点を聞き取り、「本物」に近い考え方をできるだけ忠実に再現したという。

 豊田氏の長男で、トヨタの子会社「ウーブン・バイ・トヨタ」の豊田大輔シニア・バイス・プレジデントは22日、「本人のしゃべっていることと近い。(豊田氏を)より身近に感じてもらえるのではないか」と話した。