FZ−56とFZ−40を発表するパナソニック コネクト 執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 青木秀介氏(中央)

パナソニック コネクトグループは、「堅牢」「長時間」「拡張性」で過酷な現場を支える堅牢PC、タフブック「FZ−56(14.0型)」を6月、タフブック「FZ−40(14.0型)」シリーズの新モデルを4月から発売する。4月14日に行われた「タフブック」新製品発表会では、新型「タフブック」のコンセプトや特長、技術などについて説明した他、販売方針についても言及。「タフブック」が粉塵にも水にも屈しない堅牢PCである点を訴求するべく、防塵性能および防滴性能のデモンストレーションも行われた。


パナソニック コネクト 執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 青木秀介氏

「過酷な現場、厳しい環境にも耐える、圧倒的に強いモバイルPCで“現場を止めない”ことを追求した『タフブック』は、誕生から今年で30周年を迎える」と、パナソニック コネクト 執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 青木秀介氏が挨拶。「『タフブック』のコンセプトが幅広く支持され、24年連続グローバルシェアNo.1となっている」と、世界中の現場で使われているPCなのだと訴える。「予期せぬ衝撃による破損や粉塵・水による故障、高温・低温下の動作不要、バッテリーがもたないなどPCが動かなくなることで現場が止まってしまう。ダウンタイムの発生によるミッション未完遂、修理や交換の発生による緊急復旧対応などで現場が止まることで、経営に大きなダメージを与えることになる」と、現場が止まることは重大な死活問題になってしまうのだと強調する。「当社が展開する堅牢PC『タフブック』は、現場を止めないことをミッションに、圧倒的な堅牢性、安心の長時間駆動、柔軟な拡張性を備えている」と、別格の信頼性を備えたPCなのだと説明する。


左から:タフブック「FZ−56(14.0型)」、タフブック「FZ−40(14.0型)」

「そして今回、新型『タフブック』の『FZ−56』『FZ−40』を上市する」と、さらに堅牢になった新型「タフブック」を発売すると意気込む。「『FZ−56』は、過酷な現場に耐え、オフィスワークでも高い業務効率を発揮してくれる」と、耐衝撃、耐振動、防塵・防滴、耐高温・耐低温に優れながらも機動性にすぐれたPCだと紹介する。「『FZ−40』は、極限の環境でも現場を止めないゆるぎない信頼性を備えている」と、1分1秒を争うミッションクリティカルな現場でも安定して動作するPCだと訴える。「日本を支える様々な現場に『タフブック』を提案し、現場を止めないというミッションを遂行していく」と、止められない日本の現場に、止まらない安心感を届けていく考えを示した。


パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 共通技術統括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネージャーの西村俊郎氏

次に、同 モバイルソリューションズ事業部 共通技術統括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネージャーの西村俊郎氏が、新型「タフブック」の特長や技術について紹介した。「『タフブック』はビジネスPCに比べて圧倒的に強い堅牢性が特長になっている。『タフブック』では、堅牢性を追求するための筐体構造シミュレーションを行っている」と、「FZ−56」が90cm、「FZ−40」が180cm各26方向の落下に耐える堅牢性を備えているという。「強い堅牢性を実現しているのが、X型立体フォルムと補強リブで強化したマグネシウム天板。さらに、衝撃による破損やケーブル抜けを防ぐ内部設計も特長といえる」と、タフな堅牢性を実現している要因について説明する。


防塵性能のデモンストレーション

「『FZ−56』はIP53、『FZ−40』はIP66に対応する防塵防滴性能を有している」と、雨風が吹き込む現場でも耐えるのだとか。「『FZ−56』は、階段型嵌合構造で水抜き穴構造になっている。『FZ−40』は、密閉性に優れたシリコンを使い、圧接インターフェイス蓋も取り入れた。」と、「FZ−56」は粉塵や水から内部基盤を守り、「FZ−40」はより密閉レベルを高め、激しい粉塵・水でも安心なのだと説明。


防滴性能のデモンストレーション

「高温時では、熱分布の最適化を図る。熱源を分散する部品レイアウトと筐体への拡散によって局所的な高温を避ける。低温時では、温度調整でデータを保護。ヒーターを駆使し安全な温度で稼働するSSDパックを搭載している」と、50℃から−10℃の高温/低温環境においても安定した動作を見込める機能を有しているとアピールした。


タフブック「FZ−56(14.0型)」

「また、大容量バッテリーを搭載し、13時間越えの長時間駆動を実現した」と、充電ができない環境でも現場を止めないと強調する。「大容量バッテリーを2個搭載可能なため、駆動時間を2倍にすることができる。さらに電源がONのままバッテリー交換も可能」と、より長く同じ端末を使う業務でも止めないのが「タフブック」なのだとアピール。「バッテリー劣化を抑える充電量制御機能として、使用環境に合わせて充電量コントロールと寿命を伸ばす『バッテリーチャージングガード機能』を備える」と、長時間が長期間続くので安心して使える点も特長だと述べていた。


タフブック「FZ−40(14.0型)」

「使用環境に合わせて柔軟な対応ができる点も特長になっている。『FZ−56』では3ヵ所、『FZ−40』では4ヵ所と複数の拡張エリアを設けつつ、培った技術で堅牢性はしっかり担保した」と、堅牢性をキープしながらたどり着いた交換可能な機能拡張エリア構造なのだと説明する。「VGA・シリアル・LAN・USBなどの各種I/O、DVDドライブなど様々な拡張機能を用意した」と、様々な環境に適応する種類豊富なアタッチメントオプションも備える。「14.0型の高輝度の大型ディスプレイを採用。1000cd/m2以上の輝度とARフィルムを採用しているため、太陽光が入り込む現場でも安心」と、屋外作業でも作業画面が明るく見やすいのだという。「手袋でも水滴がついても操作が可能」と、複数モードで操作可能なタッチディスプレイとなっている。「インテルCore Ultraプロセッサーシリーズ2を搭載。大容量8GBのディスクリートGPUも搭載した。騒音環境下でも快適に使えるBOX型スピーカーとマイクもついている。現場間を移動する際に持ちやすいハンドル付きで、電波が不安定な場所でも安定した接続性になっている」と、現場の細かいニーズに応える充実の仕様や機能も備えていると教えてくれた。


パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 国内営業統括部 ダイレクター 重野敬人氏

同 モバイルソリューションズ事業部 国内営業統括部 ダイレクター 重野敬人氏が「タフブック」の販売方針について説明した。「世界中の現場を支えてきたタフブックは、2025年度国内販売金額が過去最高を記録。24年連続でグローバルシェアNo.1(堅牢ノートPC市場、2025年において)となっている。そして今年で誕生から30年を迎えた」と、圧倒的に堅牢なPCで現場を止めないことを追求してきたという。「『FZ−40』では、過酷な屋外で1分1秒を争う環境や、大雨でも作業を止められない現場などに提案。『FZ−55』では、小麦粉や薬剤の粉および水がかかる作業場、予期せぬ衝撃が加わりやすい現場での使用を提案していく」と、現場のニーズに適したラインアップになっているとのこと。「当社の販売代理店だけでなく、個人事業者向けにオンラインストア『Panasonic Store+』(FZ−56のみ)でも販売する」と、様々な販売チャネルを用意していると述べていた。


左から:パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 共通技術統括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネージャーの西村俊郎氏、パナソニック コネクト 執行役員 ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 青木秀介氏、パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 国内営業統括部 ダイレクター 重野敬人氏

[小売価格]オープン価格
[発売日]
FZ−56:6月(ディスクリートGPU搭載モデルの発売は2026年夏ごろを予定)
FZ−40:4月

パナソニック コネクトグループ=https://connect.panasonic.com/jp-ja