「芋姉ちゃん」と呼ばれる芋好きゆる節約漫画家が「1000円ごほうび」で大人買いしたお菓子

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自分を癒す節約術

数年前と比べ、米も食品もガソリンも高騰し、今年になってからは交通費や電気代も上がった。庶民の味方だったファストフードの値上がりも当たり前の現象になり、頼みの綱はスーパーやコンビニの値引きシールか……。

そんな閉塞感のある時代ながら、私たちの心を明るく豊かにしてくれるのが、今年3月に出版された『わたしの1ヶ月1000円ごほうび3』(おづまりこ著/KADOKAWA)。著者で、ゆる節約家として支持を集めるおづまりこさんが提案するのは、「我慢」ではなく「自分を癒やす」ための節約術だ。

20代のころ、約10年にわたり年収200万円の生活を送ってきたおづさん。2015年に始めたブログ「1ヶ月食費2万円生活」で注目を集め、やがて書籍化された『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』をきっかけに漫画家に。その根底にあるのは、「限られたお金を工夫して使う楽しみ」だ。

現在「レタスクラブ」で連載中のシリーズでは、月に一度だけ、自分のために1000円を使う「ごほうび」を実践。これまでに茅乃舎のちょっと高級な出汁を使ってみたり、普段使いの4倍高い「国産はちみつ」を買ってみたり、人気の本から刺激を受けて「高級バター」をのせた「バターしょうゆご飯」を試してみたり……。ささやかな贅沢から遊び心満載の体験、等身大の楽しみ方など、描かれている。

「ワンランク上の芋おやつ」

食べたり、行ってみたり、使ってみたり、入ってみたり……おづさんが、1ヶ月に1度の「ごほうび」に課したルールは、「使っていいのは1000円台」まで。

「今月は特別」と予算を超えることもなく、限られた中で最大限に楽しむ方法を、一生懸命探し、迷い、悩んで、決める。

そんな「1000円ごほうび」の、今回の使い道は、芋おやつ。子どもの頃からさつま芋が大好きで「芋姉ちゃん」と呼ばれた称号を披露。今も秋になると「さつま芋」が頭から離れないほどの芋好きだというおづさんが買った「ワンランク上の芋おやつ」とは……。

芋チップと芋けんぴを両手に持って

「芋屋金次郎」の「紅はるか芋チップ」と「特選芋けんぴ」合わせて1,100円(税込み)。これまで食べたことはあっても、小袋だったため、今回はドーンとどちらも大袋を大人買いをしている。

ちなみに、なぜこれが「ワンランク上」なのかというと、「芋屋金次郎」が芋けんぴ一筋に生きてきた老舗芋菓子メーカーから、「ワンランク上」の芋けんぴを売る場として設立された専門店だからだ。昭和27年創業以来、こだわり抜いた芋と油と砂糖だけで作るという芋けんぴの味は、本当に「ワンランク上」なのか。

早速自宅に戻ったおづさんは、おやつの時間に「2つともオープン」して、黄金色に輝く芋チップと芋けんぴを両手に持って、交互に食べ比べ開始する。

――と、「芋の旨味が濃い! 油もカラッと軽くてどんどんいけちゃう」と堪能し過ぎて、食べ比べ評価をする前にお皿が空っぽに。

「芋姉ちゃん」の称号を持つ芋好きにとっては、「食べ比べ」よりも「味わい」に浸るほうがずっと幸せなようだ。

本編は著者の実体験に基づくエッセイです。商品・サービス内容、価格等は変更となる場合がありますのでご了承ください。

第3話に続く。

「一箱ひとりじめしてみたい…」ゆる節約家が「1000円ごほうび」で味わった甘いあこがれ