角田裕毅の“活路”はレッドブル離脱か 識者が持論「マルコが道を閉ざした」「ハースは理にかなっている」

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角田はもちろんシート獲得を諦めていない(C)Getty Images

 今シーズン、レッドブルとレーシングブルズのリザーブ兼テストドライバーの役割でチームを支えている角田裕毅は、現在もさまざまなメディアでレース復帰の可能性が囁かれている。他チームへの移籍の噂なども途切れることはなく、英専門サイト『F1 OVERSTEER』は、2027年シーズンでのハース入りが、角田にとってレギュラーシート獲得への選択肢になり得ると報じた。

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 現地時間4月13日配信のトピックでは、ジャーナリストのスコット・ミッチェル=マルム氏がポッドキャスト番組『The Race F1 Podcast』出演時に角田について語ったコメントの一部を掲載。ハースを率いる小松礼雄代表や、チームとパートナーシップを組んでいるトヨタの存在が、角田の加入に影響を及ぼすとの見方を伝えている。

「ハースは彼がF1に戻るためのルートになると思う。コマツは12か月前、ツノダに非常に強い関心を持っていた」

 そう振り返るマルム氏は、続けて「ただし、レッドブルがドライバー戦略の柔軟性を最大限確保するために、(ヘルムート)マルコがその道を閉ざしたことで実現しなかった」などと明かしている。さらに、「その関心はかなり早い段階で消されたが、昨年序盤のドライバー市場において、ツノダは興味深い“ワイルドカード”的存在だった」などと当時の状況を説明。

 その上で、来季ラインナップに角田が加わる見通しとしてマルム氏は、「これまで明らかにホンダ系ドライバーだったツノダだが、トヨタとのつながりを踏まえれば、ハースとの提携の中で同社が目指す方向性――すなわち、日本人若手ドライバーの登竜門――を体現する存在として起用される可能性もある」と持論を並べており、「そうした背景を踏まえれば、ツノダのハース入りは非常に理にかなっている」と主張している。

 また、『F1 OVERSTEER』もホンダと角田の繋がりに言及。同メディアは、「現在、ホンダはアストンマーティンにエンジンを供給しているが、フェルナンド・アロンソは契約延長に前向きであり、ランス・ストロールのシートも安泰であるため、ツノダが同チームのシートを得る可能性は低い」と指摘しながら、「そのため、ハースへの移籍の方がはるかに現実的と見られている」と綴り、マルム氏の意見に同調している。

 前年に移籍の可能性があったものの、レッドブルグループ“残留”となったという角田は、その後、苦闘を強いられ、現在はチームを支える立場にいる。F1の舞台での活動を続けながら正規シート復帰を目指す25歳の熱意がこの先、実る瞬間は訪れるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]