横浜臨海部が舞台、10日公開の「名探偵コナン」劇場版 過去作ではファン巡礼も、特需へ期待高まる

10日に公開されるアニメ「名探偵コナン」の劇場版新作「ハイウェイの堕天使」は、横浜市臨海部が舞台の中心地だ。主人公の江戸川コナンや神奈川県警第三交通機動隊の小隊長として登場する萩原千速の活躍とともに、地域色が押し出される。過去作の舞台である北海道函館市と長野県は、ファンの「巡礼」効果を取り込んだ。「コナン特需」に期待が高まる。
予告編で横浜・みなとみらい21地区が描かれ、国際会議場「パシフィコ横浜」や観覧車「コスモクロック21」も登場する。
お膝元のシネマコンプレックス「横浜ブルク13」(横浜市中区)は、コナンや千速のパネルのほか、登場人物の関係性を紹介する自作の壁新聞で盛り上げる。撮影していた奥村優菜さん(18)=同市港南区=は「予告編の風景は市民にとってなじみの場所ばかりで興奮した。今週末に鑑賞する」と待ち遠しそうだ。
ブルク13が「最速」をうたう10日午前0時からの上映回は、発売から5分で完売。初日の上映は15〜30分間隔で48回。1万2千人近くの座席を用意した。支配人の辛島俊二さん(45)は「劇中の光景が間近に広がる当館なら、ストーリーにより没入できます」と呼び込む。興行収入140億円超の前作「隻眼の残像(フラッシュバック)」(2025年)と比べ、2倍の観客を見込んでいる。
館内のカフェはコナンと連携し、炭酸飲料の「コナンドリンク」と「千速ドリンク」を3日から販売している。売れ行きは早くも好調だ。
