愛知のガーベラ栽培がイラン情勢でピンチ 重油価格が跳ね上がり暖房を控えて栽培…品質に影響も
アメリカとイランの間で停戦が合意されたものの、不透明な状況が続くイラン情勢。愛知県で出荷が最盛期を迎えているガーベラの花にも影響が広がっています。
愛知県豊川市にあるガーベラ農園。
市川真伍さん(42)は、4棟のビニールハウスで年間40種類・計100万本を栽培。
現在、収穫と出荷の最盛期を迎えています。
「パワーボール(という品種)は、花の形が変わっていて色もかわいいし、花のボリュームもあるので、うちではおすすめしている」(市川さん)
重油価格が数年前の3割増に
寒さに弱いガーベラを栽培するのに大切なのは、ハウスの温度管理です。
例年、気温が下がる10月終わりから4月半ばまでは、夜間に燃料に重油を使った暖房機を使い、温度を10度以上に保って成長を促しています。
地元のJAひまわりによると、2~3年ほど前は重油1リットルあたりの販売価格は100円ほどだったのに対し、イラン情勢の影響で、3月前半の販売価格は130円ほどまでに跳ね上がったといいます。
「(重油価格は)今年はずっと高い状態で、ここに来て戦争の影響でより高い状態になり、大変困惑しています」(市川さん)
ガーベラの品質に影響も
3月に入ってからは、コストを抑えるため暖房を控えることに。
ガーベラの花はきれいに咲いても、一部は茎が伸びきらず、品質に影響が出たといいます。
重油の価格は、直近で1リットル117円ほどまで落ち着いたといいますが、市川さんは今後の状況に気をもんでいます
「実際のところ、この先やっていけるか常に不安がつきまとっています。(高騰が)来年も続くようだと、経営としてやっていけなくなる」(市川さん)
