女性のひとり旅がブームとなっています。挑戦してみたいけれど、不安もある…そんな人におすすめなのが、スタイリスト・地曳いく子さんが提唱する「ハーフひとり旅」。旅の達人でもある地曳さんは、同じ目的をもつ友人と現地で落ち合って行動し、それ以外はひとり時間を満喫するスタイルを楽しんでいるといいます。詳しく聞きました。

※ この記事は文庫『新しい大人ひとり旅』(扶桑社刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています

大人におすすめの「ハーフひとり旅」とは?

2025年10月末に、古くからの仕事仲間である友人カップルが京都でパーティを開催するということで、招待していただきました。暦の上では秋とはいえ温暖化のせいか紅葉はまだ始まっていませんでしたが、緑深い京都の山荘を貸しきったすてきなパーティでした。

ドレスコードは「ファービュラス(すばらしい)」。超多忙なファッション業界ピープルがファービュラスなスタイルで東京から京都まで大勢駆けつけました。

カメラマン、モデル、編集者など顔見知りもかなりいましたが、現役で売れっ子の方々なので、皆さん夜のパーティーにギリギリで駆け込んで一泊し、すぐに東京にトンボ返りする弾丸ツアー。事前にLINEグループで旅程を軽く打ち合わせをしたものの、結局それぞれの都合でバラバラに来てバラバラに帰りホテルも別ということになりました。

友達とは現地で直接待ち合わせて、ひとりで行動

ちょうどハードな連日撮影を乗りきったばかりだった私は、もう1泊して京都の秋を楽しむことにしました。パーティの数時間は友人と一緒ですがほかは別行動。友人たちはそのまま京都で打ち合わせをしたり、朝いちばんの新幹線で東京に戻り撮影をしたりして、朝ごはんすらご一緒できなかったので、パーティ以外はほぼひとり旅です。いわば「ハーフひとり旅」ですね。

思い返せば、私が旅をする場合「ハーフひとり旅」が結構多いかもしれません。

そもそも、バンドの追っかけをしていたときも、国内だろうが海外だろうがライブの時間以外は基本ひとり行動でした。ライブ前に、ひとりでライブハウスの近くを散策していたら、リハーサルを終えたバンドメンバーとバッタリ! この幸運も、ひとりでフラフラ散歩していたからですよね。

推し活や観劇旅行でも「ハーフひとり旅」を

歌舞伎旅行していたときも、「ハーフひとり旅」でした。同じ歌舞伎推し仲間と、京都、名古屋、福岡など現地の劇場で直接待ち合わせて、終演後軽くごはんを食べたりお茶したりするほかはそれぞれバラバラに行動。

仲間と同じ目的の旅でも、往復の移動や宿などすべて一緒に行動する必要はありません。それぞれの予算や宿や移動方法の好みがありますから。

思い返すと海外でも、韓国や台湾、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ハワイなどでランチやディナーだけ友人と落ち合う「ハーフひとり旅」をしてきました。現地に住んでいる友人もいましたし、たまたま日本から同じ時期に同じ場所に旅をしていた友人もいました。

こうした「ハーフひとり旅」なら、友達と行き帰りや全部のスケジュールが合わなくても、もっと気軽に旅に出かけられますよ。