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 ◇第98回全国選抜高校野球大会第7日 智弁学園2―1神村学園(2026年3月25日 甲子園)

 神村学園の主将、梶山侑孜(ゆうしん=3年)は「3番・右翼」でスタメン出場し、好守備を連発して甲子園の歓声を浴びた。

 アルプス席には初戦の横浜戦に続き、現役の競輪選手の父・裕次郎の姿があった。通算202勝を挙げていて前日24日までは岐阜でレースを走って駆けつけた。

 梶山は子供の頃に競輪場で父のレースを生観戦した経験があり「めちゃくちゃ速い…」と衝撃を受けた。家にある練習用の自転車も乗ったことがある。父はレースがなく福岡県内の自宅にいる日は、練習のサポートもしてくれた。現在は鹿児島で寮生活を送るが「今があるのはお父さんのおかげ」と感謝の思いをずっと持っている。

 思いはプレーで体現した。3回はダイビングキャッチ。7回は本塁を狙った走者をストライク送球で刺した。今大会は初戦で横浜の織田から2安打。この日は智弁学園の杉本からもチーム初安打を放った。

 結果には結びつかなかったが、最後の夏が残っている。鹿児島で4連覇を成し遂げ、昨夏は無安打に終わった甲子園に戻ってくるつもりだ。