日本の教育は中国から高く評価されているが、子どもが「体を動かす」ことも、良い教育だと注目されているようだ。中国メディアは、「日本の体育科教育」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の教育は中国から高く評価されているが、子どもが「体を動かす」ことも、良い教育だと注目されているようだ。中国メディアの騰訊網は15日、「日本の体育科教育」について紹介する記事を掲載した。

 中国では、一般に「良い教育」というのは学力の高さを指して使うが、教育とは本来勉学だけでなく、心身の育成も含むものではないだろうか。記事は、日本では子どもの健やかな心身の育成にも注力し「お金をかけずに国を強くしている」と称賛。テストの成績にしか興味を示さない中国の教育に疑問を呈し、「このままでは日本と中国の格差はどこまでも広がっていく」と危機感を示している。

 たとえば日本では、幼稚園の頃から健康な体づくりを始めていると紹介。ある幼稚園では、学ぶ力と心の力に加えて「体の力」も重視していると伝えた。ここでは5歳の子どもが倒立、側転、逆立ち歩きをすることができ、跳び箱も軽々と跳ぶことができるそうだ。それも「運動選手を目指す子どもではなく、普通の子ども」なのだと驚いている。

 さらに小学校になると、体育の授業のほかに多くの子どもが毎日1時間から2時間運動していると紹介。勉強漬けの中国の子どもにそんな時間はないが、日本の親は「子どもが体を動かすのを楽しいと思うようになる」ことを何より重視しているようだと伝えている。さらに中学・高校になると部活動があり、仲間と大会を目指して切磋琢磨し青春する、と年齢に合わせた運動により「国を強くしている」と感心している。中国には「子どもが優れていれば、国の未来も優れる」という言葉があるが、子どもたちの体力がないようでは「体力がない不健康な国になってしまう」ということなのだろう。

 日本の子どもの運動量が多いことについて、中国では称賛されつつも「厳しすぎる」ので真似できないと言われることが多い。記事は、中国の子どもは毎日授業と宿題、塾に明け暮れ、体を動かす時間がなく、子どもたちの体力はどんどんなくなっていると指摘。国の将来のためにも日本から子どもの健やかな体づくりを学ぶべきだと訴えている。日本の教育は、学力と体力、精神面など比較的バランスが良いようだが、それでもコロナ禍で体力の低下が不安視されており、これまで以上に意識する必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)