ウェイブダッシュは10月13日、「全国住みつづけたい街ランキング」を発表した。調査は昨年8月〜今年7月にネット上で実施し、同社運営の「生活ガイド.com」の会員2万2381人の回答を集計した。

住み続けたい街1位は「富山県富山市」だった。路面電車を市の中心部に数多く走らせ、市内の回遊性を強化し、利便性を高めたコンパクトシティの成功事例として取り上げられることが多い。同市には北陸新幹線も通っており、富山県の県庁所在地としての賑わいをみせている。

また、富山城の城下町として発展してきた歴史ある街でもあり、街の風景に溶け込んだ立山連峰が美しい街並みを作り出している。店の充実さについても、8割以上が「良い」(81%)と回答し、全国平均(64.5%)を大きく上回った。

札幌市は「都市公園数が全国1位」 豊かな自然に満足

2位は「札幌市」。全国で4番目に人口の多い大都市だ。都市公園数は全国1位で、大きな公園が多数あり、満足な点として自然が豊かなことを挙げる住民が多い。

政令指定都市のため百貨店・総合スーパー数も全国3位で、観光地としても人気のある街。「街並み・雰囲気」については、全国平均の82.4%に対して9割以上が「良い」と回答した。

3位の「刈谷市」は、刈谷駅から名古屋駅まで電車で20分と名古屋へのアクセスも良く、市区町村の財政力を示す財政力指数が全国6位、地方交付税依存度0%で1位など、財政面で安定した市と言える。また、「地域交流」(83%)の項目においても、全国平均(68.1%)を大きく上回っている。

4位以降は「福岡県福岡市」「島根県松江市」「岐阜県可児市」「兵庫県神戸市」、山口県宇部市」「千葉県印西市」「奈良県標原市」などが続いた。