もちろん、パルヴァーにとっても、勝利が約束されたWECデビューではない。彼の対戦相手カブ・スワンソンは、WECで2戦2勝。通算戦績も11勝1敗、勝手の分からなかったデビュー戦で敗北を喫して以来、3年間無敗で11連勝中というファイターだ。

米国MMA界軽量級のメッカ、南カリフォルニアのトータル・コンバットやKOTCでキャリアを重ねたスワンソンが、この一戦でWEC次期フェザー級チャレンジャーの権利を手に入れることも十分に考えられる。

また、マルコ・ガルバォンの名前で参戦するのは、プロ修斗やフューリーFCで活躍してきたマルコ・ロウロ。大沢ケンジに勝利後も来日機会が途絶えていたノヴァウニォンの強豪が万を持して米国デビューを飾る一番も見逃せない。

ロウロと同じブラジルからは、パウロ・フィリョがその腰に巻くミドル級王座の初防衛戦に挑む。前回のタイトル奪取した試合では、試合前から体調不良で嘔吐するという最悪のコンディションだったらしく、今回は「100パーセント、絶好調だ」と本人も意気込んでいる。挑戦者のチェール・シェノンは、この1年はボードッグで無敗を続けてきたレスリング系の選手。今や、往年のヒクソン・グレイシーばりのマウント・キープを見せるフィリョにどこまで迫れるか。5Rという長丁場も勝負の鍵を握りそうだ。

このほかライトヘビー級選手権試合のダグ・マーシャル×アリエル・ガンドゥーラ、TUF上がりでダナ・ホワイトがティト・オーティズとのボクシングマッチに挑む際、スパーリングパートナーを務めたアレックス・カラレキシス、UFCベテランで来日経験もあるジョン・アレッシオ、南加のパンクファイター=イアン・マッコールが、同じく軽量級のパイオニア=チャーリー・バレンシアと、とにかく気になるマッチアップがズラリと並んだWEC。日本人選手の契約も進んでおり、WECは要チェックのプロモーションだ。

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