ゴミの放置が問題となっている東京・渋谷区で、ポイ捨てをした人から2000円の過料を徴収する新たな取り組みがスタートした。

【映像】ポイ捨てしようとする外国人観光客

 ニュース番組『わたしとニュース』では、初日から10人の違反が確認されたというこの過料徴収の取り組みについて、NewsPicks for WE編集長の川口あい氏とともに考えた。

■初日は10人から過料徴収…キャッシュレス対応も

 地下道の入口付近に放置された複数の瓶や缶。ゴミの放置が問題となっている渋谷区で始まったのが、ポイ捨てした人から2000円の過料を徴収する新たな取り組みだ。過料はその場で現金で払ってもらうか、キャッシュレス決済で徴収する。

 区内全域を対象に過料を科すのは23区では初めてで、区と警備会社の職員で構成された最大60人の指導員が24時間体制で取り締まるという。

 渋谷区によると、初日の1日は10人から過料を徴収。区は、商業施設などに設置されている大型ビジョンを使って、区内外の人にも周知していきたい考えだ。

■「そもそもゴミ箱の数が少ない」過料と同時に求められる事とは?

 24時間体制でのポイ捨ての取り締まりと同時に、区は渋谷や原宿などの飲食物を扱う店舗に対してゴミ箱の設置も義務付けていくという。ゴミ箱を設置しない場合は、過料として5万円が科されることになる。

 この取り組みに関して、川口氏は問題の根本について指摘する。

「そもそもゴミ箱の数が少ない。海外でもポイ捨てに対して過料徴収するという話はあるが、それなりにゴミ箱も置いてある。(日本ではゴミであふれた)ゴミ箱の周りにごちゃごちゃと置かれるのもよく目にするシーン。ゴミ箱の設置のスピードも求められていると思う」

 ポイ捨て、そして飲食店へのゴミ箱設置義務化に伴う過料の徴収で、深刻なゴミの散乱は改善に向かうのだろうか。

 川口氏は「最近は食べ歩きも多い。インバウンドの観光客向けのものなどもあり、ますます“ゴミ箱迷子”になってしまっている。私も子どもを連れて遊びに行くと、思ってもみないようなゴミが出ることもあるので、なるべく持ち帰ろうとは思うけど、やっぱりもうちょっとゴミ箱が多いと助かるなと思うシーンは結構ある」と改めてゴミ箱設置の最適化を求めた。

 安全面の問題などもあるが、皆がポイ捨てせずにゴミをきちんと分別して、綺麗な街をキープできるようになるのか。渋谷区の取り組みの行方が注目される。

(『わたしとニュース』より)