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JASRAC(日本音楽著作権協会)は5月20日、2025年度の著作物使用料の徴収額が約1523億2000万円、分配額が約1518億5000万円となり、いずれも過去最高を更新したと発表した。

●サブスクなど「配信」が好調

JASRACによると、2025年度の徴収額は前年度比5.4%増(約77億3000万円)の約1523億2000万円だった。

なかでも大きく伸びたのが、音楽サブスクなどを含む「インタラクティブ配信」だ。徴収額は約618億2000万円で、前年度比9.6%増となった。

JASRACは、主要サービスの会員数増加や利用料金の値上げがあったことが背景にあると説明している。動画サービスについても、大手配信事業者を中心に好調を維持したという。

一方、ライブやコンサートなどの「演奏等」も約291億1000万円と、前年度比11.9%増だった。ライブ体験への需要の高まりを背景に、大型公演の増加やチケット価格上昇の傾向が続いているとしている。

また、音楽教室に関する新たな使用料規定の実施に伴う入金も、増収要因になった。

●NHK受信料値下げ→テレビ放送は減少

対照的に、テレビ放送などの「放送等」は約265億2000万円で、前年度比5.2%減となった。

JASRACは、NHK受信料の値下げなどにより、使用料算定の基礎となる放送事業収入が減少した影響があるとしている。

●「BitTorrent」悪用で刑事告訴も

また、ファイル共有ソフト「BitTorrent」を悪用した音楽ファイルの無断アップロードについて刑事告訴を実施したほか、著作物使用料の滞納に対する債権差押命令の申し立てをおこなうなど、法的措置も進めたという。