平野紫耀

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ファンも期待と不安

 平野紫耀(29)、神宮寺勇太(28)、岸優太(30)で結成した日本の3人組男性グループ・Number_iがついに世界進出へ向け本格的に始動するという。「TOBE」の所属アーティストが総出演するライブ「to HEROes〜TOBE 3rd Super Live〜」が名古屋市のバンテリンドームナゴヤで4月下旬に開催され、滝沢秀明社長が世界を目指す意欲を語ったのだが……。

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 今回、とりわけ具体的な発表だったのは、米・カリフォルニアに本拠地を置く世界最大級の芸能エージェント会社「ウィリアム・モリス・エンデバー(WME)」とNumber_iが公式にエージェント契約を結んだことだ。

平野紫耀

 TOBE社は「Number_iの海外における活動展開を見据えたエージェント契約であり、今後のグローバルな挑戦に向けた新たな一歩となります」(公式HP)と誇らしげに明かしている。

「WME社は、俳優・監督ではリドリー・スコット、クエンティン・タランティーノ、デンゼル・ワシントン、クリント・イーストウッド、リチャード・ギア、ナタリー・ポートマンら超大物を多数抱えており、ミュージシャンではエミネム、ブリトニー・スピアーズ、カニエ・ウェストのほか日本の故・坂本龍一、X JAPANのYOSHKIや藤井風とも契約しています。

 そんな巨大エージェント会社との契約を獲得できたことで、Number_iの世界戦略に青信号が灯ったのは確かでしょう。ただ、かつてクライアントだった松田聖子が大きな成果を上げられなかったように、100%成功が約束されているわけではありません。WME社の公式HPにはNumber_iの写真と経歴がすでに紹介されていますが、今後の活動についてはもう少し詳細を知る必要がありますね」(スポーツ紙記者)

 実際、Number_iの世界進出についてはファンの間で期待と不安が入り混じっている。Number_iは2024年にアメリカで開催されたコーチェラ・フェスティバルの88rising「Futures」ステージに出演し、世界有数の大型音楽フェスティバルデビューを飾った。

 翌2025年もパサデナのローズボウルで開催された88rising主催「Head in the Clouds」フェスで単独ステージを披露した。こうした華々しい活躍の一方で、世界における人気のバロメーターとされるYouTubeのチャンネル登録者数は、昨年5月の96万人から1年後の現在は105万人と伸び悩んでいる。

「昨年末放送のNHK紅白歌合戦に2回目の出場を果たしたNumber_iは『GOD_i』を披露。一方、初出場の男性5人組のM!LK(ミルク)はSNSで大バズリした『イイじゃん』を熱唱しました。この曲のタイトルは流行語大賞にノミネートされるなど若者を中心に支持されたこともあり、メンバーはバラエティー番組に多数出演。公式YouTubeチャンネル登録者数はNumber_iより多い113万に上っています。世界進出も良いのですが、国内人気を固めることの方が先な気もしますね」(前出のスポーツ紙記者)

目黒蓮はハリウッド進出

 かつて平野ら3人が所属していた旧ジャニーズ事務所を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTでは、Snow Manの活躍が目覚ましく、YouTubeのチャンネル登録者数は441万。アジアを中心とした海外活動も展開しており、2025年8月末からソウル、台北、バンコクで初のポップアップイベントを実施した。

 昨年8月には韓国の人気音楽番組「M COUNTDOWN」に出演し、「CHARISMAX(カリスマックス)」の英語バージョンを披露した。さらにTBSの冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」(金曜午後8時)の4月3日放送3時間SPでは、韓国ロケを行いBTSのVとJung Kookがサプライズで特別出演。17日放送では対談まで実現した。

「『M COUNTDOWN』の歌唱シーンを配信している『Mnet K−POP』のYouTubeチャンネル登録者数は2240万人に及ぶことから、韓国を経由して世界進出を目指すという明確な方向性が伺えます。それだけではなく、メンバーの目黒蓮はDisney+で配信され世界的大ヒットを記録した真田広之主演のハリウッド制作ドラマ『SHOGUN 将軍』シーズン2に新キャラクター・和忠(かずただ)役で出演することが決定しました。

 日本のアイドルはむしろ国内外のバラエティー番組やドラマへの出演で視聴者に話題性を与え、人気を底固めしていくという方法論が鉄板です。Number_iのようにドラマやバラエティーにほとんど出ないとなるとSNSで話題になりづらく、次第に忘れ去られてしまうリスクが大きいです」(テレビ局関係者)

 世界を目指して旧ジャニーズを飛び出したTOBE所属タレントよりむしろ旧ジャニーズ系の方に勢いがあるように見えてしまうのはそういうわけなのか……。

「もちろん、音楽に特化することが悪いことではありません。Number_iの1stアルバム『No.I』はSpotifyのグローバルチャートで世界4位にランクインした実績があります。これはYouTubeの登録者数以上に海外のリスナーに楽曲が届いている証拠です。

 100万人の登録者は、数千万規模になるK−POP勢と比較すると確かに少なく見えますが、ブルーノ・マーズら大物を抱えるWMEがNumber_iに関する全世界の代理業務を行うことで、海外の主要音楽フェスやメディアへの露出、また大物アーティストとのコラボレーションがシステム的に組みやすくなります。松田聖子の時代とは違い、今はSNS一発で世界的に大バズリすることも多々あるので大化けの可能性はありますよ」(音楽ライター)

 5月に予定されている滝沢社長の“大きな発表”がファンの懸念を払拭するターニングポイントになるかもしれない。

デイリー新潮編集部