夫(50歳・会社員)を心筋梗塞で亡くしました。月収30万円ほどでしたが、遺族年金はいくらくらいになりますか?目安の金額を教えてください。

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夫を突然亡くしたとき、これからの生活でまず気になるのが「遺族年金はいくら受け取れるのか」という点ではないでしょうか。特に、会社員として働いていた夫の収入が月30万円ほどの場合、自分はいくらくらい受給できるのか、具体的な目安を知りたい方は多いはずです。   この記事では、遺族年金の基本的な仕組みとともに、月収30万円のケースにおける目安となる受給額について、分かりやすく解説します。

遺族年金の基本仕組み|会社員の夫が亡くなった場合

会社員の夫が亡くなった場合、遺族が受け取れる年金は主に「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2つです。ただし、すべての人が両方を受け取れるわけではありません。
遺族基礎年金は、18歳未満(到達年度の末日まで)の子どもがいる配偶者に支給されます。子どもがいない場合、この年金は原則として受け取れません。そのため、子どもがいない家庭では、主に遺族厚生年金が生活の支えになります。
一方、遺族厚生年金は、会社員や公務員として厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に支給されます。こちらは子どもの有無に関係なく、配偶者が受け取れる点が特徴です。今回のケースのように夫が会社員であれば、この遺族厚生年金が中心となります。

月収30万円の場合の遺族年金の目安額

月収30万円の会社員の場合、遺族厚生年金の目安は年間でおおよそ50万円~80万円が一般的です。月額にすると、約4万円~7万円が目安です。
遺族厚生年金の金額は、「現役時代の平均収入」と「加入期間」によって決まります。単純に月収だけで決まるわけではなく、働いていた年数が長いほど金額は増えます。例えば、20年以上勤務していた場合と10年程度の場合では、受給額に差が出ます。
また、子どもがいる場合は遺族基礎年金もあわせて支給されます。遺族基礎年金は年間で約80万円台が基本となり、子どもの人数に応じて加算されます。そのため、子どもがいる家庭では合計で月10万円以上になることもあります。
ただし、具体的な金額は個別条件によって変わるため、正確な金額を知るには年金事務所での確認が必要です。あくまでここでの金額は目安として考えてください。

受給するために必要な手続きと注意点

遺族年金は自動的に支給されるわけではなく、自分で申請しなければ受け取れません。申請は年金事務所で行い、戸籍謄本や死亡診断書などの書類が必要です。
手続きが遅れると、本来受け取れるはずの期間分をさかのぼって受給できないケースもあります。そのため、できるだけ早めに準備を始めることが大切です。特に、必要書類はすぐに揃わないこともあるため、余裕を持って対応しましょう。
また、収入や年齢によっては支給条件が変わる場合もあります。例えば、再婚した場合は受給権がなくなるなどのルールがあります。こうした点を理解しておかないと、思わぬタイミングで受給が停止される可能性もあるため注意が必要です。

まずは目安を知り、早めの確認を

夫が会社員で月収30万円程度だった場合、遺族厚生年金は月4万円~7万円が一つの目安です。子どもがいる場合はさらに遺族基礎年金が加わり、受給額は大きく増える可能性があります。
ただし、年金額は加入期間や家族構成によって大きく変わるため、正確な金額は個別に確認することが重要です。不安を感じたままにせず、早めに年金事務所へ相談することで、今後の生活設計が立てやすくなります。制度を正しく理解し、利用できる支援はしっかり活用していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー