【皐月賞】カヴァレリッツォ2歳マイル王のスピード見せつける 初距離も吉岡師「2000メートルまでは落ち着いて臨めれば対応」
「皐月賞・G1」(19日、中山)
2歳マイル王のカヴァレリッツォがクラシックの舞台でもスピードを見せつける。朝日杯FS覇者が皐月賞を勝ったのは13年のロゴタイプまでさかのぼるが、陣営は初の2000メートルも対応可能とジャッジ。19年に制した父サートゥルナーリアの背中を追いかける。
昨年の2歳王者カヴァレリッツォが未知なる能力を解き放ち、クラシックの王冠へ手を掛けようとしている。最大のポイントは初の二千の距離だ。新馬戦を完勝し、レコード決着だったデイリー杯2歳Sは折り合いに苦労しながらも頭差2着。そして最優秀2歳牡馬の座に自らを押し上げた前走の朝日杯FSを見ても、マイルでのスピード性能は証明済みだ。
朝日杯FSの勝ち馬が皐月賞を制したのは13年のロゴタイプが最後。その後は7頭が挑戦して敗れている。ただ、吉岡師は「調教の感じから、2000メートルまでは落ち着いて臨めれば対応できると思っています」とキッパリ言い切る。
それだけの理由がある。前走の朝日杯FSは中団の馬込みで脚をため、馬場も苦にせず快勝。陣営が課題に挙げていた折り合い、左に張る面を一切見せなかった。G1の大舞台までに修正した学習能力に加え、今回は心身ともにさらにたくましくなった。「朝日杯まではいろいろと工夫していましたが、今はそういうところもないので、いらない味付けはしていない。数字的にも見た目的にも筋肉量が増え、それに伴い精神面もドシッとしてきた」と、ここまでの過程に自信を深める。
父サートゥルナーリアの2歳時には、角居厩舎の助手だった吉岡師が担当していた。「追いだしてからトップスピードに乗った時の感じは似ています。お父さんは気性的に扱いやすく、他のシーザリオ産駒とは違いました。そういった精神的な部分も似ています」と頼もしそうに姿を重ねる。7年前に父が味わった歓喜の瞬間が近づいてきている。
