新名神事故、スマホを見ていたと判明 さらなる厳罰化や対策を求める声が相次ぐ
8日、三重県亀山市の新名神高速道路で男女6人が死亡した事故について、大型トラックを運転していた水谷水都代容疑者がスマートフォン(スマホ)を使用していたことが判明。SNSなどには、さらなる厳罰化や対策を求める声が多く寄せられている。
3月20日2時20分ごろ、新名神高速下り線のトンネル出口で、水谷容疑者が運転する大型トラックが渋滞で停車中の自動車に追突。玉突き事故に発展し、静岡県袋井市の一家5人と埼玉県草加市の男性の計6人が死亡した。水谷容疑者は当初、「前をしっかり見ていなかった」と話していたが、新たに「スマートフォンを見ていた」と供述していることが判明した。
運転中にスマホを使用する「ながらスマホ」に関しては、2019年に厳罰化されている。携帯電話等を保持して通話したり画面を注視したりした場合は、6月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金。携帯電話等の使用により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合には、1年以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金となる。しかし、2025年のながら運転による死亡・重傷事故は全国で148件発生し、これまでで最多となるなど、厳罰化後も深刻さを増している。
「ながらスマホ」による重大事故は過去にも発生している。2016年、愛知県一宮市で小学生の男児がトラックにはねられ死亡。男は、運転中にスマホゲーム「ポケモンGO」をしていた。男は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われ、禁固3年の実刑判決を受けている。
また、2024年には、高知県黒潮町の国道で歩行者が車にはねられ死亡。車を運転していた男は現職の警察官で、スマホのアプリでゲームをしていた。男は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)に問われ、禁固2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡された。
度重なる重大事故に、SNSにはさらなる厳罰化や、車内では電波が入らないようにするといった対策を求める声が多く寄せられている。また、高速道路の利用者からは、トラック運転手による「ながらスマホ」の目撃談が多く寄せられている。事故にはなっていなくても、危険な運転は各地で日常的に行われているようだ。
9日には、津地検が水谷容疑者を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪で起訴した。認否については明らかになっていない。今回の事故は、死亡した6人の身元が判明するまでに2週間以上かかっており、連日大きく注目されていた。
