KRY山口放送

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全国初の取り組みで災害への備えをすすめます。

災害時の救助部隊や物資の輸送に大島商船高専の練習船=「大島丸」を活用しようと山口県警と大島商船高専が協定を結びました。

10日は山口県警の田中正和警備部長と大島商船高専の藤本隆士校長が協定書に署名しました。

この協定は、大規模災害で陸路が寸断された際に県警が大島商船高専の練習船=「大島丸」を使って救助部隊や物資を海路で輸送できるようにするためのものです。

大島商船高専の生徒が実習で使う4代目「大島丸」は全長56メートル、総トン数373トン、定員は60人です。

通常よりも大きい120トンの給水タンクを備えるなど災害支援も視野に設計されています。

県警では2025年1月の能登半島地震で、道路の寸断が多く発生したことから災害時の海路や空路での輸送ルート確保を進めていて警察と高等専門学校が練習船を使った輸送について協定を結ぶのは全国初の事例だということです。

(山口県警・田中正和警備部長)
「実際の災害が発生したときに迅速に対応できる準備を整えていきたい」

(大島商船高専 藤本隆士校長)
「多面的なルートを確保することが災害のときには重要。その一端を担えたら」

県警では今後、大島丸を使った訓練を行い実際に搭載できる物資や人員の数を把握したいとしています。