【車内がぼざろ仕様】自動運転と車内エンタメをかけ合わせた特別車両、みなとみらいの大型フェスで実証運行
エンターテインメント・モビリティ構想の第一弾
累計ダウンロードは500万以上、年間乗車回数は1000万以上、そして全国で2万台以上の車両が対応する、タクシーアプリの『S.RIDE(エスライド)』を提供するSライド。
【画像】陰キャならS.RIDEに乗れ! ぼざろの世界を満喫 全44枚
同社は4月3〜5日に横浜・みなとみらい地区で開催される『セントラル・ミュージック&エンターテインメント・フェスティバル2026(以下、セントラル)』において、自動運転技術とイマーシブ(没入型)技術をかけ合わせた、次世代車内エンターテインメント体験を提供する車両の運行実証を実施する。これに先がけて、メディアにむけて体験取材会が行われた。

トヨタ・アルファードのボディに、結束バンドロゴの入ったTシャツ姿のメンバー4人が描かれる。 篠原政明
今回の運行実証は、裸眼で立体視が可能な『空間再現ディスプレイ』や立体音響などを提供するソニー、におい制御技術『テンサー・バルブ・テクノロジー』を提供するソニーグループ、IP(インタラクチャル・プロパティ:ゲームのキャラクターなどの知的財産)展開を担うソニー・ミュージックソリューションズ、および自動運転技術を開発するムービーズとSライドの各社が連携して、『次世代モビリティ×エンタメ』の新たな共創として実施。
ムービーズが開発する自動運転技術(レベル2)を搭載した車両の車内に、『空間再現ディスプレイ』や立体音響、さらには、『テンサー・バルブ・テクノロジー』といったイマーシブ関連技術を統合。アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中バンド『結束バンド』のキャラクターと掛け合わせることで、視覚・聴覚・嗅覚が連動する新たな没入型車内エンターテインメント体験を実現する。
自動運転タクシーの中で、映像・音・香りが楽しめる
今回の実施エリアは、セントラルの開催エリア周辺となる横浜・みなとみらい地区。利用者は、まずスマートフォンにインストールしたタクシーアプリ『S.RIDE』画面右上の『結束バンド』のアイコンをタップし、限定車両を選択する。
次にセントラル開催エリア周辺の乗車ポイントを指定して車両を呼び出す。すると自動運転技術を搭載した実証車両が指定場所へ到着。乗車後、車内でKアリーナ・臨港パーク・赤レンガ倉庫の3地点から目的地を選択する。

車内では映像、音声、香りの3感が楽しめるが、フィギュアやぬいも置かれている。 篠原政明
車内では、裸眼3D映像と立体音響、シーンに合わせた香り、キャラクターの新規撮り下ろしナレーションが連動した没入型コンテンツを体験できる。
なお、実証車両は自動運転するが、安全確保のため運転席にはドライバーが同乗して走行状況を監視する。実施概要は、以下のとおりだ。
●実施期間:2026年4月3日(金)〜5日(日)9時〜19時
●実施エリア:横浜・みなとみらい地区(セントラル 開催エリア周辺)
●実証車両:2台
●体験人数:1回あたり最大2名
●料金:無料
三感で楽しめる、車内エンターテインメント
メディアに向けての取材会では、Sライドの橋本洋平代表取締役社長と、ムービーズのエリック・ウェイ代表取締役社長CEOのプレゼンの後、実車(トヨタ・アルファード)で体験試乗ができた。
乗客は2列目キャプテンシートに座る。目の前には大きなディスプレイがあるから自動運転の様子は分からないが、黙って乗せられたら普通に人が運転しているとしか思えないほど運転はスムーズ。

結束バンドロゴのアイコンをタップして車両を選択。 Sライド
そして目の前のディスプレイには思わず手を伸ばしたくなるような立体映像、車内全体から聞こえるような迫力あるサウンド、そして爽やかな匂いと、視覚・聴覚・嗅覚の三感で車内エンターテインメントが楽しめた。
Sライドは自動運転技術の普及を見据え、移動空間を新たなエンターテインメント空間へとアップデートする次世代モビリティ構想『S.RIDE エンターテインメント・モビリティ構想』の実現を目指している。
この構想の第一弾となるのが今回の実証実験で、これを皮切りに今後も多様なモビリティ関連企業やテクノロジーパートナーとの連携を拡大し、移動体験の高付加価値化を推進して行く予定だ。
中国の自動運転タクシーでは、カラオケが標準装備だという。日本でも自動運転タクシーが普及すれば、その行程を楽しむのに、今回のようなエンターテインメントが必要不可欠になっていくだろう。また、この三感で楽しめるエンターテインメントシステムは、自動運転とは別に一般車両向けにも発売されれば人気を集めそうだ。
移動のためだけでなく、エンターテインメントのために自動運転タクシーに乗る。近い将来には、そんな時代が来るのかもしれない。
