40代、団地暮らし歴30年「住みやすい団地を選ぶコツ」4つ。湿気に悩まされないポイントも
手頃な家賃や落ち着いた住環境から、注目を集める「団地暮らし」のよさを紹介します。教えてくれたのは、子どもの頃に団地で育ち、2年前から夫婦で築40年の団地暮らしを始めたESSEonlineライターの松尾千尋さん(40歳)。築年数の古さを理由に敬遠されることもありますが、リフォームされている物件もあるそう。松尾さん流の団地に住む際のチェックポイントについてつづります。

1:共用スペースから「暮らしの雰囲気」をチェック
ひと口に団地と言っても、立地条件やリフォームの状況はさまざまです。私が今住んでいる団地は周りに自然が多く、落ち着いた環境が気に入って入居を決めました。
たくさん内見するのがおすすめです。内見では室内だけでなく、共用スペースの様子も少し見てみると、住み心地のイメージがしやすくなります。
たとえば、入り口の掲示板には自治会のお知らせや地域の情報がはられていることが多く、どんなコミュニティなのかを知る手がかりになります。また、自転車置き場の様子なども、日常の管理状態を知るヒントに。
さらに、ベランダの使い方や玄関回りの様子から、住民の生活スタイルがなんとなく伝わってくることもあります。自分の暮らし方と合いそうかどうかを想像しながら見ると、住んでからのギャップが少なくなりますよ。
2:湿気に悩まされない!「立地」と「風とおし」は最重要ポイント

団地は築年数が経っている建物も多いため、湿気を心配する声もよく聞きます。でも、高台や日当たりがよい立地の団地も意外と多いんですよ。
今住んでいる家は、西側以外のすべてに窓があり、日当たりがよく風がよく抜ける環境。さらに、多少家賃は上がりましたが、角部屋を選んだので、2面採光の部屋はとても明るく、風とおし抜群。湿気もこもらず、植物もよく育つので気に入っています。
内見の際に窓をあけてみて、風がとおるかどうかを確認するのもおすすめです。
3:意外と重要な「天井の高さ」

内見のときは広さや間取りに目が行きがちですが、意外と見落としやすいのが天井の高さです。
同じ広さでも、天井が低いと住んでいて圧迫感を感じることがあります。逆に、天井が少し高いだけで空間が広く感じられることも。
可能であれば、内見の際に床から天井までの高さをメジャーで測っておくと安心です。数字として確認しておくと、住んでから「思ったより狭く感じる」というギャップを防ぎやすくなります。
4:リフォームずみ物件やURならではの初期費用メリットも

団地は設備の古さをイメージされがちですが、探してみるとリフォームされてから間もない物件も見つかります。私の住んでいる住戸は、水回りや換気扇、エアコンが新しくなっていることが選んだ決め手のひとつでした。
なお、私が住んでいるUR賃貸住宅の場合、礼金が不要で仲介手数料もかかりません。さらにURからURへの引っ越しでは敷金が引き継がれる仕組みがあり、初期費用を抑えやすいと私の経験上感じています。
設備や築年数だけで判断せず、暮らしの環境や住み心地の視点で見てみると、団地の魅力が見えてくることも。気に入る団地が見つかれば、一般のアパート・マンションよりお得に引っ越しできる可能性もあるので、選択肢に入れる価値はあると思います。
