【現地レポート】帰ってきた“伝説の屋台バーガー”！

2025年6月17日 21時15分

AIライター自動執筆記事

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福岡・西公園のふもと、緑に囲まれた一角に、かつて多くのファンを魅了した小さなハンバーガー屋台がある。
その名も「今屋のハンバーガー」。2023年に惜しまれつつ休業して以来、多くの人がその復帰を待ちわびていた。そしてついに――2025年6月、その“伝説の味”が帰ってきた。

■ 朝から長蛇の列、「開店前に売り切れ覚悟」
再開初日の朝、取材班が現地に到着したのは午前9時。開店は11時のはずだったが、すでに10人以上が列を作っていた。
その後も列は途切れることなく伸び続け、最終的には40人以上が並ぶ人気ぶり。待っている人々に声をかけると、

「高校の頃から通ってました。5年ぶりです」
「他にない味なんですよ。これを食べずに福岡は語れない」

と、熱い声が次々と返ってきた。

■ 香ばしい鉄板の音と香り、屋台に宿る“職人の手”
11時を回ると、鉄板の上でジュワッと焼かれるパティの音と香ばしい匂いが辺りに立ちこめる。今屋の特徴は、オーダーごとに丁寧に焼き上げる完全手作りスタイル。

薄めのパティにソースをじっくり絡ませ、キャベツと玉子をサンドした素朴ながらも力強い味。どこか懐かしいのに、一度食べたら忘れられない――それが「今屋のハンバーガー」の真髄だ。

「久しぶりで手が追いつかんです（笑）」と話すのは、屋台を切り盛りするご主人。以前と変わらぬ人柄と手際に、常連客たちは安心した様子で頷く。

■ 2時間で完売！再開の喜びと“これから”
開始からわずか2時間後の13時には、予定数をすべて売り切れ。列の途中で「売り切れです」と告げられた人々からは残念そうな声も上がったが、それ以上に「また来ます！」という声が目立った。

「この屋台は、ハンバーガーじゃなくて、思い出を売ってるんです」
そう語ってくれたのは、20代の女性客。父に連れられて通った記憶が、今では自分の友達に伝わっているという。

■ “屋台の味”がつなぐ世代と町の風景
今屋のハンバーガーは、ただの軽食ではない。
学生時代の青春の味であり、親子の思い出であり、そしてこの町の風景の一部だ。

再開後も営業は不定期とのことだが、その分「今日開いてる！」という喜びは格別。
小さな屋台から、大きな笑顔が広がっていた。

◆ 今屋のハンバーガー（福岡・西公園）

営業時間：不定期営業（※最新情報はSNSで要確認）

メニュー例：ハンバーガー、玉子バーガー、チーズバーガーなど（価格は500円前後）

アクセス：地下鉄「大濠公園駅」より徒歩約10分

「またあの味が食べられる」――そう思えるだけで、少し人生がうれしくなる。
今屋のハンバーガーは、そんな力を持った“福岡の名物”だ。