付き合う前に昼デートはマスト。夜デートでは見過ごしがちな女の本性が見える…?
今週のテーマは「マッチ後、二度もデートをしたのに三度目がない理由は?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:昼デートで男が見てるのはココ!アプリで出会った彼と、カフェで会うときの注意点とは

土曜の昼下がり。生憎の雨だったけれど、僕は念入りに髪をセットし、嬉々としながらデートに出かけた。
しかし帰宅後、この気持ちはまったく別のものになっていた。
マッチングアプリで出会い、今日が二度目のデートだった恭子。可愛いし良い子だったし、初デートがとにかく楽しくて、このまま進むと思っていた。
初デートは盛り上がったのに、どうして二度目はダメだったのか?
それはデートの仕様にあるのかもしれない。
でもだからこそ、僕は本命の彼女になる人とは、絶対に、交際前に“昼に会う”ようにしているのだった…。
A1:レストランありきのデートだった。
恭子をマッチングアプリで見つけた時、「笑顔が可愛い子だな」というのが第一印象だった。しかも“いいね”を送ると、早速“いいね”が返ってきた。
そこからは比較的スムーズに話が進み、僕たちはすぐに実際に会うことになる。
店選びは悩んだけれど、最近友人が行って「美味しかったし雰囲気も良い」と言っていた、赤坂にある『ルイプリマ』を選んだ。

初めて行く店だったのに、どこかアットホームで、店内にはヴィンテージ系の雑貨屋やポスター、アート関連のグッズなどが非常にセンス良くディスプレイされている。
古い宝箱のような店内を見渡していると、恭子がやってきた。そして恭子も、僕とまったく同じ反応をしている。
「すごく素敵なお店…!」
その反応を見て、僕は思わず笑ってしまった。
「良かったです、気に入ってくれたみたいで。ここ業界系の人も多いらしく、美味しいって有名で…一度来てみたかったんです。僕も初めてなんですけど、素敵ですよね」
「はい!すごく素敵です」
笑顔で大きく頷く恭子。その笑顔を見ると、初対面だけれど「マッチしたのがこの子で良かった」と思う。
そしてビールを飲みながら、お互い色々な質問を投げかけていく。
「恭子さん、お住まいどちらですか?」
「私は恵比寿です。蓮さんは?」
「僕は三茶のほうです」
「そうなんですね。会社はどちらにあるんですか?」
そんな食事の最中。次々と美味しい食事が運ばれてくるのだが、その度に恭子は感動している。

「美味しい…!」
再び美味しそうに食べる恭子を見て、僕まで幸せな気持ちになった。
「恭子さんって、本当に美味しそうに食べますね」
「私、よく食べるので…」
「いいじゃないですか。僕は結婚するなら、ご飯を美味しそうに、たくさん食べてくれる女性がいいなって思っているんです」
本当にこう思っていた。一緒にいる人は、美味しく楽しそうに食事をしてくれる人がいい。人生において大事なポイントだと思う。
マッチングアプリでよくあるのが「実際に会ってみると、何かが違う」ということだと思う。
その点恭子は、一緒に食事をしていても楽しいし話も盛り上がる。
「蓮さんって、結婚願望あるんですか?」
「ありますよ。恭子さんは?」
「私もあります!」
そんな会話をしていると、恭子のグラスが空になっていることに気がついた。
「恭子さん、次は何を飲まれますか?」
「私はワインにしようかな。蓮さんは?」
「僕もワインにします。恭子さん、ワインお好きなんですか?」
「はい、好きです。蓮さんは?普段は何を飲みますか?」
「僕もワインが好きで…」
美味しい食事に、美味しい酒。時間があっという間に過ぎていく。そして食事の最中、恭子はずっと上機嫌だった。
「本当に美味しい…!蓮さん、素敵なお店に連れてきてくださり、ありがとうございます」
「いえいえ。こちらこそ、お会いしてくださりありがとうございます」
― この子、もっと一緒にいたい。
シンプルにそう思ったので、僕は解散後すぐに二度目のデートに誘った。
A2:シラフだと会話が盛り上がらなかった。
初デートが楽しかったので、必然的に二度目のデートへの期待値は上がっていた。でも、僕の中で上がりすぎていたのかもしれない。
二度目のデートは昼に会うことにしていた。
僕の中でセオリーがあって、この先を真剣に考えたい人とは、一度昼に会うと決めている。
なぜなら夜だとお酒も入るし、色々とカバーされてしまう。
お酒も入っておらず、普段の生活の延長でもある日中に会うと下手なフィルターがかからず、本来の人となりがわかるからだ。
ただ初回は昼より、夜がいい。恋愛が始まる確率は、ダントツで昼よりも、美味しい食事をしながらお互いに良いムードになれる夜だと思うから。
だから二度目のデートは表参道のカフェで、お茶デートをすることにした。けれどもこのデートで色々なことが見えてきてしまった…。

◆
デート当日。生憎の雨だったものの、僕は待ち合わせのカフェに着き、ぼんやりと外を眺めてながら恭子を待つ。
すると少し遅れて、恭子がやってきた。
「お待たせしてすみません…!」
先ほど「遅れる」と連絡が入っていたので、そこは大丈夫だ。
「全然大丈夫ですよ。僕もさっき来たところなので。何を飲まれますか?」
「じゃあ…チャイティーラテで。オーツミルクに変更ってできますか?」
「わかりました。ちょっと待ってくださいね」
そう言いながら、僕はQRコードを読み取り、僕の分と彼女の分の飲み物をオーダーする。その間、恭子は窓に映った自分をチェックしており、その姿は可愛いと思った。
けれども、この後からが問題だった。
オーダーした飲み物が運ばれてきたので、僕たちはそっと口をつける。
「生憎の雨ですね…」
気のせいか、前回会った時よりもおとなしそうに見える恭子。だから外を見ながら、僕は恭子へ話しかけた。
「そうですね…」
― ……え?それで終わり?
「そうですね」の後に続く会話を期待していたものの、その後の言葉はない。でも、これは僕の話しかけ方が悪かったのかもしれない。
だからもう一度、話を振ってみる。
「やっぱり晴れている方がいいですよね」
「はい、そう思います」
しかしこの会話でも、僕の淡い期待は虚しく崩れ去っていく。恭子からは、その後何も発せられなかった。
― あれ、これは…。
もう一度コーヒーを啜りながら、僕は色々と悟ってしまった。

「恭子さんは、どの季節が好きですか?」
「私は…春ですかね。蓮さんは?」
「僕は夏が好きだったのですが、最近の夏は暑すぎて。最近は季節迷子です」
「たしかにそうですよね」
昼のデート、開始15分でわかった事がある。
恭子とは、会話が盛り上がらない。前回はお酒も入っていたし、食事やお酒がサーブされるタイミングで、色々と話も広げられる。
でも昼間にシラフでカフェで会うと、何も盛り上がらない。
別に大笑いを求めているわけではない。シンプルな会話のキャッチボールでいい。でも恭子は「会話を続ける気がないのかな?」と思うほど、発展しない。
そして恭子とは沈黙が耐えられない。
ほぼ初対面だから…ということもあるけれど、「何か話さないと」という焦燥感に駆られる。
― この前夜に会った時と、全然違うな。
そう思いながら1時間ほどお茶をして店の外へ出ると、さっきより少し雨足が強くなっている。
「恭子さん、また連絡しますね」
「はい。待っています」
こうして解散したものの、僕の中ではもう決まっていた。
ただ数回会うとか、遊ぶとかだったらいいかもしれない。でもこの先真剣に交際していく女性とは結婚も考えているし、生活になる。
そうなると昼間に会って「何か違う」と思うような人は厳しいと思う。
お互い真剣に交際を考えるからこそ、昼に会うのは大事なこと。
お酒が入っていなくても、何もなくても…言うならば、お互いただダラダラと家にいて会話がなくても違和感がなく、沈黙さえ気にならないような人がいい。
恭子には、恭子の会話のペースに合う人がきっといるはずだ。ただそれが僕ではなかっただけのこと。
表参道の交差点で強まる雨を感じ、僕は慌ててタクシーへと乗り込んだ。「やっぱり、本交際となる前に昼に会っておいて良かった」と思いながら…。
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