やっぱりお父さんだよね


母不在の幼少期。お迎えはいつも祖母だったけれど…/母親に捨てられて残された子どもの話(1)

冷徹な父と祖母に疎まれて暮らしてきたゆき。物心ついた頃から母はおらず、家を出た理由も、顔も名前も知りません。

父の貴利は仕事を理由に家庭を顧みず、ゆきの育児は祖母に丸投げ状態。そんな祖母もゆきに対して非情なふるまいばかりで、どんな些細なことでも大声で怒鳴りつける。ゆきは親の愛情も、家庭のぬくもりも知らないまま、中学生へと成長します。

言いたいことも言えず、息をひそめるように家で過ごしていたある日、ゆきは祖母から母に関する衝撃の事実を知らされるのです…。ゆきの子ども時代の葛藤と成長を描いたコミックエッセイ『母親に捨てられて残された子どもの話』をお送りします。

※本記事は菊屋きく子著の書籍『母親に捨てられて残された子どもの話』から一部抜粋・編集しました。

お父さんを見ることはあまりなくて


私より早く出勤


休日は部屋にこもってしまう


ごめんな、ゆき


大事な進路の話


今日はパートかな?


怒られるから…


まだ全然


何これ!汚い!


お母さんはあっち行って!


もう帰らないと…


著=菊屋きく子/『母親に捨てられて残された子どもの話』