Z世代の未婚者、4人に1人が「生涯独身にメリット」

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 マイナビ(東京都千代田区)は、全国の15歳以上の男女1万4000人を対象に実施した「マイナビ ライフキャリア実態調査2022年(ライフ編)」の結果を7月6日、発表しました。結果から、Z世代の未婚者のうち、4人に1人が、生涯独身であることにメリットが大きいと感じていることなどが分かりました。

メリットは「お金」「時間」「趣味」

 調査は、4月6日〜4月11日、インターネットで実施。15歳以上の男女1万4000人(男性6750人、女性7250人)から有効回答を得ました。就業・非就業や雇用形態にかかわらず、昨年2021年4月から今年2022年3月までのキャリアと生活の実態や変化について聞きました。

 調査の中で、未婚者に対して「生涯独身であること」への考えを聞いたところ、メリットの方が大きいと思う人(「メリットの方が大きいと思う」と「ややメリットの方が大きいと思う」の合計)は全体で20.0%、デメリットの方が大きいと思う人(「デメリットの方が大きいと思う」と「ややデメリットの方が大きいと思う」の合計)は24.6%となりました。

 世代別で最もメリットを感じているのは、Z世代の25.8%で、男女別でみると男性が27.8%、女性が24.1%で、男性がやや多い傾向でした。

 メリットの理由を複数回答で聞くと、Z世代全体では「お金を自由に使えるから」が63.4%で最も多く、次いで「時間を自由に使えるから」(61.5%)、「趣味や好きなことに集中できるから」(59.7%)、「余計な人付き合いをしなくていいから」(39.1%)が続きました。そのほか、「仕事に集中できるから」をZ世代の女性に限って見ると、31.6%で、全体平均(25.4%)を上回りました。

 同社は「Z世代は、生涯独身にメリットを感じる割合も他世代と比較して高く、自分のリソースを自由に使いたいという意識が強いことがうかがえる。また、女性は仕事を意識して、独身をメリットに感じていることも考えられる」と分析しています。