2022年5月27日に公開され、公開17日間で日本での累計興行収入が43億円を突破した映画「トップガン マーヴェリック」。

トム・クルーズさんの出世作となった前作「トップガン」(1986)の36年ぶりの続編とあって、大きな盛り上がりを見せている。

そんな「トップガン マーヴェリック」は思わぬ場所にも影響を与えてしまったようで......。

こちらはツイッターユーザーのtetsuya yamamoto(@fivenine_inc)さんが2022年6月13日、「トップガン観に行く前に、目当ての飯屋に寄ったら、トップガン休業してました」というつぶやきと共に投稿した写真。

戸に貼られた白い紙には、こんな一文が記されている。

「本日、『トップガン』を観に行く為に臨時休業頂きます」

なんと、「トップガン マーヴェリック」を観賞するためにお店を臨時休業にしてしまったのだ!

「キャンセルも受け入れてくれて......」

あまりにも正直過ぎる臨時休業の告知はツイッター上で話題を呼び、こんな声が寄せられている。

「このくらいのモチベーションで仕事したい」
「こういうの本当好き 楽しんできてねって、ほっこりする」
「全力で楽しんでほしい!」

まさかの「トップガン」臨時休業を行い注目を集めたのは、兵庫・神戸三宮のさんプラザ地下に店を構える寿司店「一寸法師」だ。

トップガン マーヴェリック」のためにわざわざ店を休んだのだから、さぞ映画を楽しんだはず。6月16日、Jタウンネット記者は同店の店主を直撃。まず、映画の感想を聞いてみた。

「もう最高に楽しめました。前作の時、私は若くて、今は60代。また『トップガン』を見られるなんて......」

感激のあまり言葉に詰まった様子の店主。「トップガン マーヴェリック」への熱がひしひしと伝わってきた。

店主によると、元々は6月27日に観賞する予定だったそう。しかし、たまたま店を訪れていた常連との会話で「トップガン マーヴェリック」の話になり、「一緒に行こう」と誘われたのだとか。

「お客様に誘われたので、急遽6月13日に行くことになったんです。
その日はたまたま、予約が知り合いの常連さんしかいなかったので、事情を説明してキャンセルをお願いしたら、快く受け入れてくださった。それで行けたんです」(一寸法師の店主)

なんと優しい世界......。周囲の理解もあって実現できた臨時休業だったのだ。

「事前にお知らせをしない急なお休みだったので、張り紙を出しました。もうこればっかりは正直に書くしかないと思いました」(一寸法師の店主)

正直な人柄の店主は取材の最後、「記者さんもまだ見に行ってないんですか!? 早くいった方がいいですよ!」と作品を激推ししていた。