中国メディアは、日本で部屋を借りて暮らす外国人居住者が感じる、日本の家屋に対する「カルチャーショック」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は20日、日本で部屋を借りて暮らす外国人居住者が感じる、日本の家屋に対する「カルチャーショック」について紹介する記事を掲載した。
 
 まずは、家を借りて住む前段階の話として、日本では仲介業者が発達していることを挙げた。外国人にとって良い物件を見つけるのは非常に困難なことであるが、日本では専門知識を持った仲介業者が強い味方になってくれ、条件に合った物件を探してくれると説明。多くの国ではネットや口コミ、友人の推薦などを含めて自力で部屋を探すのが一般的だとしている。

 次に挙げたのは、日本の物件は面積が狭いこと。広々とした家に住み慣れた外国人にとって、日本の部屋に入ってまず感じるのは狭さであり、両側の壁も近ければ天井も高くないために、慣れるまでは非常に窮屈であると伝えた。

 また、日本の賃貸物件はペットの飼育に対して厳しい条件が設けられている点についても言及。「ペット可」を条件とすると選択肢がかなり少なくなってしまい、特にマンション物件は少しでも汚れや傷ができればその価値が大きく下がってしまうため、衛生面での要求が非常に厳しいとしている。

 さらに、入居の際に家具や家電製品を基本的に自分で準備する必要があるのも、日本で住まいを借りる際の特徴の1つであると紹介。そして、退去する際も家具と家電製品を含めて全て持ち出し、部屋を空っぽにする必要があるとしたうえで、このようなシステムが存在することから、日本ではリサイクル品市場が発達しているのだと説明した。

 記事は最後に、日本の物件では、特に新しい物件を中心として風呂場やトイレにハイテクが駆使されていることに多くの外国人が驚きを示すと紹介。空間こそ狭いもののさまざまな機能が搭載されていて、居住者が非常に快適に過ごせるようになっていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)