日本はスコットランドを下し、悲願の8強入りを果たした【写真:石倉愛子】

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各国メディアも日本の快挙を報道、英BBC「日本は容赦なく、壮麗だった」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決めた。海外メディアからも称賛の嵐が巻き起こり、英公共放送「BBC」は「日本は容赦無く、そして、壮麗だった」と堂々たる勝利を称賛。20日の準々決勝では南アフリカと対戦する。

 台風一過の横浜の夜に繰り広げられた死闘。試合後のピッチには選手たちの笑顔が咲き乱れた。台風19号の被害に遭った国内のファンを勇気づけ、名勝負の末に強敵を倒した日本代表を、海外メディアも手放しで称賛した。

「BBC」は戦いぶりについて「想像力とスピードの吹雪。高速で突出する際の正確性は驚嘆に値する。スコットランドのミスは全て餌食となる。断固たる容赦のなさ。そして、壮麗さ」と絶賛した。

 終盤のスコットランドの猛攻を耐え凌ぎ、ノーサイドの笛が鳴り響いた。記事では「スコットランドは家路に就く。日本? どこまで彼らが躍進するか神のみぞ知る。過去に到達したことない場所まで、それは間違いない」とさらなる躍進も期待した。

本場NZメディア「なんたる伝説」「スコットランドを失神させた」

 さらに、英国では衛星放送「ビーイン・スポーツ」英国版公式ツイッターが「日本がやってのけた! スコットランドをノックアウトし、ラグビーW杯でアジア勢史上初となる準々決勝進出を決めた」と速報した。

 欧州のみならず、反響は各国に轟いている。米紙「ワシントン・ポスト」は「輝けるブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)が準決勝に進出」とレポートする一方、本場ニュージーランドメディア「スタッフ」は「日本―スコットランド、ホスト国が勇気を示し、ラグビーW杯の8今日の座を確保する」と速報した。

 記事では「なんたる伝説だ。驚くべきグループ最終戦では大会のホスト国が横浜国際競技場の7万人以上の熱狂的な観衆の前でスコットランドを28-21で失神させた」と日本の勝利を評価した。1次リーグではアイルランドを撃破するなど、海外から注目されていた日本。A組最終戦でも、らしさを見せつけ、各国メディアの称賛を集めた。(THE ANSWER編集部)