「回る定番」の近況REPORT

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定番アイテムを上手に活用しているファッショニスタのSNAPをピックアップ。とくに「今の気分」を体現している着方を、GISELeスタイリストたちが徹底解説。今回のテーマは、ブルー&ブラックデニム、モノトーンTシャツ、白シャツの4つ。

STYLISTS

YASUKO ISHIZEKI


キレイめな服×カジュアルな小物など、異テイストをMIXしたスタイリングが得意。さまざまな女性誌から引っぱりだこで、多忙を極める。


KEIKO WATANABE

大人の余裕を感じさせる、上品な組み合わせが鉄板。GISELeでときどき担当するカラーアイテムを使った企画は、毎回多くの反響が。


KAORI HIGUCHI


GISELeの表紙のスタイリングも毎号担当。大人に似合うカジュアルをモットーに、「埋もれない」絶妙なシンプルスタイルを提案する。


MAKIKO IWATA


旬のアイテムを、キレイめに落とし込むコーディネート提案が人気。自身が小柄なため、スタイルよく見せるテクニックも熟知している。


NATSUKO DEGUCHI


ボーイッシュなカジュアルが定番。GISELeでは靴やバッグ、アクセサリーの企画を担当することも多く、小物のトレンドにも精通している。


CHISATO TAKAGI


メンズ服やヴィンテージアイテムをとり入れた提案に定評アリ。メンズっぽいサイズ感を生かした新鮮な重ね技にも注目が集まる。

NO.01


ITEM:BLUE DENIM PANTS


A.

レトロな服を今どきにハズす

B.

白ブラウスによるきちんと感

C.

軽さが生まれる色選び



comment


A.

ロゴT+チェックジャケットの合わせにキッチュな昔っぽさがありながら、ハズし方が今っぽくてオシャレ。エッジィなサングラスを効かせたり、ジャケットを片方の肩にさっとかけたり。大人らしいこなし方に惹かれました。(石関さん)

B.

デニムにゆるさがあるぶん、ブラウスはくずさずかっちり着る。上下のバランスがうまくとれていて、目を引きました。黒いシューズで足元に重さを足しながら、とがった形を選んだおかげでシャープな印象に。小物選びにもセンスを感じられる。(岩田さん)

C.

デニム×ジャケットって重く見えがちですが、インナーを白Tにしたりヌーディなパンプスを合わせたりして、ちゃんと抜け感が計算されている。(出口さん)

TALK THEME


今気になるデニムは、ゆったりとしたテーパード


石関さん:

01-A

の人がはいている、古着っぽいデニムがかわいい。色あせたブルーが、着こなしに味わいを与えてくれます。
出口さん:あとは、ハイウエストの形も昔っぽさをあと押ししていますよね。
岩田さん:リースにまわった際、ジャストサイズよりも2サイズくらい大きいような、ゆるいシルエットを何度も見ました。簡単にこなれた感じを出せるので要注目。
出口さん:

01-B

01-C

のデニムからもわかるように、腰まわりにゆとりがあって、すそにかけてだんだんすぼんでいくような形も多かった気がします。腰から太ももにかけて丸みのあるテーパードシルエットにより、シンプルなトップスでも昔っぽさと女らしさが演出できます。

NO.02


ITEM:BLACK DENIM PANTS


A.

同系色でシックにまとめる

B.

小物までモノトーンで徹底

C.

気楽なTシャツ+コンバース



comment


A.

服自体は全部カジュアルなんだけど、全体を同系色でまとめたおかげでシックな印象に整っている。デニムの絶妙な長さを生かした、バレエシューズとの合わせもいいですね。引き締め効果の高い黒だから、ぺたんこ靴でもシュッとして見えると思う。(高木さん)

B.

パリッとした白シャツを合わせて、ワイドデニムを女らしく寄せたバランスがいい。モードなサングラスにリラクシーなバッグ、フェミニンなサンダル。テイストの異なる小物をモノトーンしばりでちりばめたところも見事。(石関さん)

C.

色あせぐあいもクラッシュのあんばいも絶妙なデニムを軸に、海外の男の子みたいなアイテムで味つけ。くたっとした白Tの気だるい感じも好きです。(樋口さん)

TALK THEME


デニムっぽさが薄れる黒。品よく着るかラフに着るか


高木さん:ふつうのブルーデニムよりもかっちりとした印象に仕上がる黒のテーパードデニム。

02-A

のようにTシャツ合わせでも、THE・カジュアルな仕上がりにならず、洗練されて見えます。
石関さん:オーバーサイズの白シャツを合わせた

02-B

は、上下ともメンズライクなシルエットでありながら、黒の引き締め効果によってすっきりと、さらにはスマートに見える。
樋口さん:キレイにはくのもいいですが、私はデニムっぽくない黒を逆手にとって、無骨な使い方がしたいです。惹かれたのは、大胆なクラッシュがほどこされた

02-C

のデニム。海外の男の子みたいなデザインだけど、ひざ部分の肌の見せ方に特徴があって、ひとさじの女っぽさが感じられて印象的です。

NO.03


ITEM:MONOTONE T-SHIRT


A.

強い柄を締めたいときに

B.

秋素材のボトムと合わせる

C.

トーンをそろえてハンサムに



comment


A.

プレーンな白Tよりもきちんと感のある黒T。レオパード柄スカートという少し冒険したアイテムに品のよさを加えつつ、いい感じに強さをほぐしてくれる。ひと昔前に流行ったようなコインやチェーンのネックレスを重ねて、レトロに傾けたところもポイント。(岩田さん)

B.

秋を先どったようなチェックのパンツがかわいい。まじめなパンツにカジュアルなトップスをタックINして着ているアンバランスさもシャレて見える要因。(樋口さん)

C.

くだけた感じのフォトTも、モノトーンならキレイめパンツが似合うと思う。シャツやブラウスなど、いつもならハンサムな白を合わせるところを、フォトTにかえるだけで新鮮に。(渡邉さん)

TALK THEME


あらゆる理想をかなえる白黒Tはやっぱり優秀


岩田さん:首つまりのコンパクトな黒Tがかなり使える。

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のようなアニマル柄やカラーパンツなど、少しハードルの高い服に、親近感と大人っぽさをもたらしてくれる。
樋口さん:同じ黒でも、私が気になるのはヴィンテージみたいなロックT。リース中や展示会でもロゴTやプリントTは多かった気が。

03-B

みたいに、きちんと感のあるボトムのハズしとしても活用できてオススメ。
渡邉さん:私が今リアルに買いたいと思っているのが、

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の人が着ているようなフォトT。無地の白Tってどうしても透けが気になって、インナー選びに頭を悩ますこともあるのですが、身ごろにフォトプリントがあることでカムフラージュできる。大人っぽく着たいから、モノトーンで気に入るものを探したい。

NO.04


ITEM:WHITE SHIRT


A.

スタイルUPにつながる上下白

B.

OUTで着るなら小物で締める

C.

シンプルを脱する片側だけIN



comment


A.

胸元が開いたシャツ×ずるっとしたパンツ、抜け感と重量感のバランスが絶妙。上半身の肌見え面積を多くしたりタックINしたり、小柄なヴィクトリア・ベッカムのテクは参考になります。(岩田さん)

B.

シャツをOUTにして着るなら、サテンなどやわらかくて軽い素材のパンツを合わせたい。このシャツはサイドスリットが入っているため、ニュアンスが生まれて適当に着ても抜け感がある。上下ともリラックスしたシルエットには引き締め小物が必要。サングラスもバッグもサンダルも黒にして、だらしなさを払拭。(出口さん)

C.

オーバーサイズの白シャツにあえてBIGサイズのバッグと気楽なサンダル。すべてラフにしたところがかわいい。(石関さん)

TALK THEME


着方次第で印象を操れる白シャツの万能性


出口さん:

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のように、プルオーバー感覚でさっと着られるスモックタイプが最近多いですよね。
石関さん:かと思えば、シャツとジャケットの間くらいのオーバーサイズなど、アウターとしても活躍しそうなシャツもよく見る。

04-C

のようにBIGサイズだと、手早く抜け感を出せるので重宝すること必至。
岩田さん:白シャツは1枚あると本当にいろんな着方が楽しめますね。INでもOUTでもさまになる。
石関さん:

04-C

の人のように、わざと片側だけタックINするアレンジもシンプル服の活性化に効くテクニック! 腕まくりの加減やえりの抜きぐあいなど……。シャツってほかの服以上に、着方の違いでイメージが変わるアイテムだと思います。