オリンピック競技ではないけれど……実は日本も強豪な「カバディ」ってどんなスポーツ?
オリンピックでさまざまなスポーツが盛り上がっている昨今ですが、オリンピック競技ではなくてもおもしろいスポーツが世界にはたくさんありますよね。皆さんは「カバディ」というスポーツを知っていますか? カバディとはインド発祥のスポーツで、インドでは国技とされています。他にもパキスタンやスリランカなど、南アジアで盛んに行われていたりします。今回は、この名前は知っている人は多いけど、どんなスポーツか分からないカバディについてご紹介します。
この「カバディ」は先に紹介したようにインド発祥のスポーツ。猛獣を複数の人間で囲み、素手で取り押さえる狩りが起源だといわれています。
マイナーなスポーツと思われがちですが、競技人口は全世界で1,000万人もおり、『アジア競技大会』でも1990年大会から正式種目に採用。日本からも代表選手団を派遣しています。ちなみに日本の競技人口は5,000人ほどですが、実は世界有数の強豪国。
2010年のアジア競技大会では銅メダルを獲得し、ワールドカップでは3位に入っています。女子もワールドカップで3位になるなど、好成績を残しているのです。
では、日本も強豪国であるカバディとは、どんなスポーツなのでしょうか? 意外と知らないカバディのルールをご紹介します。
■カバディと言い続ける激しい鬼ごっこ
カバディとは、簡単に説明すると「タッチした得点を競う激しい鬼ごっこ」。ルールを詳しく説明する前に、使用するコートがどんなものか見てみましょう。
カバディは縦幅が13メートル、横幅が10メートル(女子は縦11メートル横8メートル)のコートを使用します。コート中央には「ミッドライン」というコートを二分する線、また両端には「エンドライン」という線が引かれています。また、ミッドラインとエンドラインの間には「ボークライン」と「ボーナスライン」という線も引かれています。このミッドラインとエンドラインの間がプレーフィールドとなります。
カバディのチームは10-12人ですが、コートに入ることのできるプレーヤーは1チーム7人です。この7人がチームごとにミッドラインを挟んで分かれます。このとき、コイントスで「攻撃する側」と「守る側」を選びます。
攻撃することを「レイド」と呼び、レイドする側は、「レイダー」という相手を攻撃する選手を1人選出します。この選ばれた1人のプレーヤーが相手陣内に入り、「ボークライン」を超えるとゲーム開始。「アンティ」という守備側の選手の体にタッチし、素早く自陣に戻ると得点が入ります。このとき、アンティ側は相手を逃さないようにタックルしたりホールドしたりします。得点は「タッチしたアンティの数」だけ入りますが、多くタッチすると逃げ切れなくなるリスクもあります。そのさじ加減が難しいところでしょう。
また、レイダー側にはもう一つ特徴的なルールがあり、それが「キャント」と呼ばれるもの。キャントは、攻撃中に息継ぎすることなく「カバディカバディカバディカバディ……」と言い続けないといけません。息継ぎしたりすると攻撃失敗で相手に得点が入ります。
このレイドを交互に行い、最終的に得点の多い方が勝ちとなります。他にも細かいルールはありますが、簡単に説明するとこのようになっています。意外と簡単なルールなのです。
動画サイトなどにもカバディのプレー動画がアップされていますが、一度見てみるといいでしょう。本当に「激しい鬼ごっこ」です。最近では女子の活躍も目立ち、女性のプレーヤーも増えているそうです。皆さんも機会があればチャレンジしてみてはいかがですか?
カバディコートPhoto(C)Doha 2006
(中田ボンベ@dcp)
