貴族の居城から造幣所・牢獄・紡績工場…そして博物館など数奇な運命を辿る「Gravensteen」
ユーレイルで行く鉄道の旅にて立ち寄った、ベルギーの美しい街「ゲント」。この街には、中世の戦乱時から今日まで現存する、数奇な運命を辿った城がありました。
1,180年からいまに至る
こちらのお城、残念ながら今回は外見を見るだけにとどまったので、ガイドさんに教えてもらったその歴史だけをご紹介。
そもそもこの場所には、バイキングに対抗する砦がありました。それが9世紀ごろ?
その後、ヨーロッパでも有名なフランドル伯がお城の形に増築し、その後1,180年に現在の形になったそう。つまり、このお城が建ったのは1,180年。
当時は戦乱や暴動がたびたび起きていたため、この城は攻守の距点として活用されていたものの、なぜか16世紀頃からは造幣所、裁判所、警察署(牢獄や拷問部屋)として活用されることに。
その後、戦乱が落ち着いた18世紀にはさらに何故か紡績工場に。
一時は取り壊しも考えられたそうですが、住民の反対に合い、最終的にはゲント市が買い取って、現在の博物館に落ち着いたそうです。博物館の見所は拷問器具…ということで、なかなかに生々しい内容になっているのだとか。
それにしても、街を守るための砦から貴族の居城になり、造幣所や拷問の行われていた施設、さらにそこから飛躍して紡績工場、最後には博物館と、あまりにもユニークな経歴ですよね。そういえばイギリスで立ち寄ったパブも、元々が警察署で個室=監獄だったりもしました。
海外の感覚的には、そういった流用も普通なのかもしれませんねえ。
Gravensteen
Sint-Veerleplein 11 9000 Gent Belgium [MAP]
取材協力
今回の旅では、KLMオランダ航空によるチケットと、現地での交通費および宿泊費と飲食代の大部分をユーレイルGIEグループよりご提供いただいております。ありがとうございます。
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