太平洋の小国、マーシャル諸島共和国。人口数万人に過ぎないこの国が、船籍登録数で世界第3位の“海運大国”となっています。背景にあるのは「便宜置籍船(Flag of Convenience)」という仕組みです。船籍だけを税や規制の緩い国に移すことで、コストを抑える――いわば船のタックス戦略です。なぜ船は「籍だけ海外」に置かれるのでしょうか。本稿では、『富裕層が知っておきたい世界の税制【大洋州、アジア・中東、アメリカ編】』