低金利で住宅ローンを賢く活用する消費者増加=住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、2012年10月1日から住宅ローン金利を大幅に引き下げてから、住宅ローンの申込みが前月比20%増で伸びているという。同行プロジェクト推進部長の嶋井謙介氏と、ウェブマーケティング部の高橋菜穂子氏に、同行の住宅ローンの効果的な活用方法等について聞いた。
■3年固定金利0.75%のインパクト
住信SBIネット銀行は開業5周年企画として10月1日から固定金利特約タイプの住宅ローン金利を大幅に引き下げている。3年固定の当初実行金利は年0.75%、10年固定は年1.24%、20年固定で年1.92%などとなっている。特に、3年固定では変動金利の年0.865%をも下回って注目度が高い。「年0.75%という住宅ローンの水準は、金利に敏感なネット銀行のお客さまにはピンと響く、低金利の水準です」(高橋氏)と、実行金利の水準への高い関心を感じるという。
現在の住宅ローン金利水準は、「当社の住宅ローン金利は、10月の金利改定によって、かつてなく低い水準になりました」(嶋井氏)ということで、住宅ローンの借り換えニーズが高まっている。ただし、「ここから更に引下げの余地がないかといわれれば、0.01%もありませんと言い切ることはできません。ただ、現在の金利水準が大変低い水準になるということは間違いありません。総支払額を低く抑えるという観点からは、現在の借り入れ金利よりも低くなるのであれば、借り換えのメリットは小さくないと思います」(同)と語っている。
■現在は、住宅ローンの借り換えのタイミング?
ネット銀行が登場し、住宅ローンでも商品性の向上で競い合うようになり、利便性がずいぶんと向上している。たとえば、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、「8疾病保障も団体信用生命保険も保険料不要」、また、「1円から手数料無料で繰り上げ返済ができる」という便利な機能がついている。「住宅ローンの金利は、その時々のローン残高に対してかかってきますので、残高が通常返済よりも早いペースで減っていることによる効果は、大きくなります。特に、20年、30年と長い期間が残っているほど、残高を減らした効果は出てきます」(嶋井氏)という。
実際に、2003年当時に大手銀行が展開した「住宅ローンのゼロ金利実感キャンペーン」で住宅ローンの借り換えが活発に行われたが、その当時に借り換えを実行した利用者が、2度目の借り換えを検討するタイミングを迎えているという。そして、2度目の借り換えにおいては、「一部繰上げ返済」についても検討の対象となり、何度でも手数料無料で繰り上げ返済ができるメリットは、大きな差別化ポイントになっている。
■一部繰上げ返済で35年ローンを20年で完済も
繰り上げ返済のメリットという点では、「当社の住宅ローンをご利用のお客さまで、機会があるたびに、コツコツと繰り上げ返済をなさっておられたお客さまが、結果的に、当初35年間で組んでいた住宅ローンを20年間で完済できるメドがたったというケースがあります」(高橋氏)と、随時可能な繰上げ返済の効果を強調する。
また、住宅ローンを実際に利用する場合には、変動金利か固定金利かという点は、選択のポイントになる。すでに10年以上の長期にわたって続いている「ゼロ金利政策」が、これからも続いていくのであれば、変動金利でローンを組んだ方が金利を低くできる。
一方、今後は金利が上がると見通すのであれば、現在の低金利で固定金利を選ぶメリットがある。「当社で住宅ローンは、変動金利で組まれている方が70%くらいです。また、変動金利と固定金利をミックスして住宅ローンを組むこともできます。たとえば、変動金利と固定金利をミックスして住宅ローンを組んでおいて、金利水準の高い方を優先して繰上げ返済するなど、柔軟に対応できることも当社の住宅ローンの特長です」(嶋井氏)という。
消費税の引き上げ法案によって、2014年4月に消費税を8%に、そして、2015年10月に10%にするという計画だ。住宅のような大きな金額の買物の場合、消費増税前の駆け込み需要ということも起きやすい。その場合、もっとも利便性が高く、金利が低い住宅ローンが選択されるのは間違いない。住信SBIネット銀行は、高い利便性を提供しつつ、さらに他行に先駆けて有利な金利を提示したことによって、高い注目を集めることに成功した。他の銀行の対応も注目されるところだ。(編集担当:風間浩)
