田村正資『思考のストレッチ』刊行へ 日常から「問い」を広げる初の一般書
田村正資による『思考のストレッチ』(講談社)が5月28日(木)に発売される。
田村正資は映画化(5月15日公開予定)でも話題の『君のクイズ』(小川哲著)や、4月9日に文庫版が発売された『半分論』(村上信五著)の文庫解説も執筆。今回の新刊は、哲学書『問いが世界をつくりだす』(青土社)、ビジネス書『独自性のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)につづく3冊目の単著にして、初めての一般書となる。
彼女にフラれたら哲学の講義にまったく身が入らなくなったことや、『ちいかわ』『葬送のフリーレン』を読んで自分なりに考えたこと。10年ぶりにテレビのクイズ番組に出場したときのこと、岩手県で出会った「震災の伝承」に取り組む高校生たちのこと。AIを使えば数秒でできる文章を、何時間も悩みながら書く理由……。何気ない日常から「問い」を見つけて、思いもよらない方向へと思考が広がっていく。
なんでもAIでできる時代に、思考する楽しさは自分だけのもの。のびのびストレッチするように、気楽に楽しく読んでほしい一冊となっている。はまぎしかなえが「?」を模したキャラクターイラスト、岡本歌織が遊び心あふれる装幀を担当。著者コメントや三宅香帆による推薦コメントも発表。
■目次はじめに1.「私」と「世界」のあいまいな関係2.あなたにも心があるの?3.いつか白馬の王子さま(一等賞金・二億円)が……4.世界のことはだいたい、ゲームが教えてくれた5.二〇〇〇年前の哲学者と人生について語り合う6.「問題!」が世界をつくりだす7.ままならない身体8.「やったほうがいい」というアドバイスが苦手な理由9.僕が文章を書くことをやめない理由10.神と一緒に砂糖が溶けるのを待つ11.世界への愛着を取り戻すためにおわりに
◾️著者プロフィール田村正資(たむら・ただし)1992年、東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。専門は哲学。2010年、伊沢拓司らと第30回高校生クイズに出場し優勝。現在は株式会社batonで新規事業開発などを手掛ける。哲学者・作家としての著書に『問いが世界をつくりだす』(青土社)、『独自性のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
(文=リアルサウンド ブック編集部)
