「地元に残っている人の方が裕福に見える」と嘆く都会の共働き世帯 物価高、住宅難に消耗し……
かつて若者にとって、上京は憧れだった。しかし、令和の今、その価値観が大きく揺らいでいる。東京で必死に働き、高い家賃や教育費を払いながらカツカツな生活を送る一方で、地元の同級生たちは、都内では到底不可能な幸せを謳歌しているように見えるのだ。
ガールズちゃんねるに4月下旬、「地元に残っている人の方が裕福に見える」というトピックが立ち、地方出身のアラフォー女性による切実な書き込みが注目を集めた。
トピ主は進学で上京し、都外でマイホームを建てた共働き。しかし、多額のローンと子供一人の養育費で生活は苦しい。対照的に、地元に残った友人たちは20代で広い家を建て、子供は3人以上、最新のiPhoneを持ち、大型車で旅行に出かける余裕があるという。「なぜか地元に残っている人の方が裕福に見える」と語る彼女の訴えが反響を呼んだ。
「東京なら億、田舎なら4000万」圧倒的な住居費の格差
多くのユーザーが指摘したのは、あまりにも残酷な「固定費」の差である。東京で駅近のマンションを買おうとすれば億単位の資金が必要になることも普通だが、地方ならばその数分の一で済む。
「東京でマンション買うとなると億いくけど 田舎でばかでかいマイホーム建てても4000万ぐらいで済む」「親が土地持ちなら土地代タダだからね。そりゃ新築建てたって安くで住めますよ。浮いたお金で楽々暮らせます」
住居費という人生最大の出費が抑えられれば、その分が車やレジャー、最新デバイスへと回る。さらに、地方特有の「親の支援」も無視できない。
「姉夫婦がそれだけど蓋を開けて見れば親の支援アリというかもはやスネかじりの域なので羨ましいとは思いません」「子育てに色々と実家サポートがある、これが一番大きな違いだと思う もちろん家が安いとかもあるけど、実家が近くて子育て手伝ってもらえたら、同じ共働きでも心の余裕が全然違う」
物価高に住宅難、「上京して成功」のハードルは上がっている
一方で、地元に残る生活を「狭い世界の幸福」とクールに分析する声も少なくない。選択肢の多い都会を選んだプライドと、日々の生活の苦しさの間で揺れ動く感情が垣間見える。
「外の世界に出ようという発想がないから、同じようなレベルや考え方の人が集まってるのが田舎 そこで満足できるのは最高の幸せ」「地元に残っている人の方が窮屈に見えたな 広い大きな家に住めても世間が狭い」
しかし、どれだけ「世界が狭い」と突き放そうとしても、現実に目の前にある広々としたリビングや、祖父母に囲まれて育つ子供たちの姿を見れば、心がざわつくのは自然なことだろう。特に近年は物価高と住宅難で、「上京して成功する」ということのハードルが昔より遥かに上がっている。
とはいえ、地元の友人もまた、都会への憧れや閉塞感を抱えている可能性はある。縮小する一方の地方経済の中で今後も仕事があるのか、と不安な人も多いだろう。隣の芝生はいつだって青く見えるものなのだ。
※キャリコネニュースでは「東京暮らしはしんどい?」をテーマに体験談を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/1LO43588
