【漫画】本編を読む

 小さな屋台でミルクを片手に、愚痴をこぼしたり悩みを相談したり……。そんな赤ちゃんたちの知られざる姿を描いた漫画『屋台ヤケミルク』(はみだしみゆき)は、子育て世代を中心に多くの支持を集めている。今夜も、彼らの口から語られる“赤ちゃんあるある”が優しい笑いを届けてくれた。

 この日は「屋台ヤケミルク」に生後3カ月の新入り、オサムがやってきた。ゲップがまだひとりでできないため、“先輩”赤ちゃんであるのんちゃんが背中をトントンしてあげるのだ。

 のんちゃんとオサムの月齢差は、恐らく数カ月程度。それでもオサムから見れば、のんちゃんは人生の大先輩だ。オサムは「人生相談」として、のんちゃんに悩みを打ち明ける。それは、おっぱいがなければ眠れないというものだった。

 生後3カ月ならまだまだ問題ないように思うが、当人にとっては「早く成長したい」「ママに迷惑をかけたくない」など、いろいろと思うところがあるのかもしれない。のんちゃんは、背中トントンだけで寝られるようになったのは「突然」だったと語りながら、「おっぱいのみながら寝る大人っていないだろ?」「焦らずいこうぜ!」と力強く励ますのだった。

 のんちゃんがこうしてアドバイスや励ましを送れるのは、これまで両親からたっぷりの愛情を受けてきたからだろう。毎日たくさんトントンしてもらってきたからこそ、オサムにも上手にトントンできたのかもしれない。ママやパパの頑張りは、ちゃんと子どもに伝わっている。世の親たちの想いも、きっと赤ちゃんの心に届いているはずだ。

文=ハララ書房