SNSに振り回される人へ|心を守るために“今すぐやめるべき習慣”【しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー】
他人・自分と上手につき合うテクニック
【Q】SNSに感情を振り回されてしまいます
【A】アプリを削除して、SNSとの間に太い「境界線」を引いてみてはいかがでしょうかSNSの投稿に、自分の考え方や感情を混乱させられているということですね。それならば、SNSアプリをログアウトする、自分のアカウントかアプリ自体を削除するなどして、SNSとの間に太い「境界線」を引くとよいでしょう。
僕は大学の学生に、寝る前にSNSを見るのはやめようといっています。寝つきが悪くなりますし、自分の悪口が書かれていたりしたら、疑心暗鬼になってしまいますから。
こうした気づきを通じて、SNSとのつき合い方を考えたり、ルールをもうけたりして、「境界線」を引き直すことがいちばんだと思います。
SNSとの「境界線」を引く2つのテクニック
SNSアプリを削除する
次々と流れてくる投稿が自分を不安定にさせるなら、SNSアプリのアカウントを削除するか、アプリ自体を削除してもよいでしょう。いったんSNSを完全に離れる、つまり、SNSとの間に太い「境界線」を引くイメージです。
SNSを見る時間帯と時間を決めておく
寝る前にSNSで不快なコメントを見て、寝つけなくなる。すると、「感情・意志の境界」が混乱するだけでなく、健康面にも影響してきます。こうした経験を活かして、「夜はSNSを見ない」「SNSを見るのは1日1時間だけ」など、ルールを決めるのも有効です。
「次」に向けてのテクニック
SNS アプリには、好ましくないアカウントを非表示にする機能もありますね。自分の感情を振り回すような投稿をしているアカウントに対しては、ミュートにする、ブロックにする、フォローを外すといった手段をとるのもよいでしょう。SNSや投稿を見る・見ないの取捨選択は、自分で決めればよいのです。「フォローを外すのは失礼かもしれない」と考える必要はありません。距離を置きたいときは「太い境界線」を引いて、もとに戻したくなったら「細い境界線」に変えればいい。そう考えたら、失礼だとは感じなくなるはずです。
【出典】『しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー』著:長谷川俊雄/イラスト:高木ことみ
【著者紹介】
長谷川 俊雄
白梅学園大学名誉教授、社会福祉士、精神保健福祉士、NPO 法人つながる会代表理事、social work lab MIRAI 代表。
1981年から横浜市役所の社会福祉職として現場で活動したのち、精神科クリニックのソーシャルワーカーに転職。その後、愛知県立大学での教員経験を経て、2009年に「NPO 法人つながる会」を設立。2010年から白梅学園大学に移り、教育・実践・政策提言に携わる。2023年に「social work lab MIRAI」を開設し、援助職支援や家族支援にも取り組む。「バウンダリー」についてのワークショップを各地で行っている。
【イラストレーター紹介】
高木ことみ
ゆるくてかわいいイラストを制作するイラストレーター。とくに、難しい内容を図やイラストを用いてわかりやすく伝えることが得意。見ている人に親しみを感じてもらえるような表現を心がけている。おもな作品に『ゆるゆる稼げるWeb ライティングのお仕事はじめかたBOOK』(技術評論社/表紙・本文イラスト)、『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめるポリヴェーガル理論』(日本文芸社/表紙・本文イラスト)など。
