名古屋地方裁判所

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 小中学校の教諭らが児童の盗撮画像をSNSのグループチャットで共有した事件で、名古屋地裁は16日、性的姿態撮影処罰法違反などに問われたグループ開設者の名古屋市立小元教諭の男(42)に対し、懲役2年6月(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。

 判決によると、男は2024年9月、校外学習中に女子児童の下着を盗撮してグループで共有したほか、24〜25年に自宅で児童のリコーダーの吹き口に体液をつけるなどした。

 西脇真由子裁判官は「教員の立場を悪用して盗撮したにとどまらず、守るべき児童の画像を共有し、どのような形で悪用されるかわからない危険な状態を作出し、卑劣だ」と非難。その上で、「被害児童が受ける羞恥心、嫌悪感などの精神的苦痛は大きく、教師に対する信頼を損なった」とし、実刑は免れないとした。

 一連の事件では、グループのメンバーだった5都道県の教員計7人が逮捕・起訴された。公判はいずれも名古屋地裁で行われ、判決は今回が4人目。実刑判決は2人目となった。愛知県警によると、盗撮などの被害に遭った児童・生徒は全国で延べ75人超に上る。