【訴え】「車販売店が夜逃げ」支払ったのに納車されない 人気店で何が【ケンミン特捜班】
「ケンミン特捜班」です。皆さんから寄せられた身近な驚きや疑問、不満や怒りなどをFBSが取材します。今回、寄せられた情報はこちらです。
「福岡県宗像市にある車販売店が夜逃げした」という情報が複数寄せられました。
支払いを済ませたにもかかわらず、納車されないなどのトラブルが相次いでいるということで、特捜班が取材しました。
特捜班が向かったのは、情報提供があった自動車販売店です。
「こちらの店舗ですね。営業している様子は一切なく、10台以上の車が放置されているのが確認できます。」
福岡県宗像市に本社を置く「グーニーズワン」は、2017年に設立された自動車販売店です。
ジムニーなどの人気車種を客の注文にあわせて改造する技術は評判が高く、宗像市以外にも多くの客がいたといいます。
しかし、3月末ごろから突然、社長やスタッフらが姿を消し、連絡が取れなくなりました。
グーニーズワンについて情報交換をするグループトークでは、複数の客が被害を訴えていました。
『支払い金額600万円、未納車。3月23日頃から音信不通』
『車両は届いているが、グーニーズワンが販売代理店に入金していないため、納車できない』
こちらの男性は、店から3キロほど離れた駐車スペースに置かれた納車予定の車を見つけたといいます。
■男性
「去年の年末には来る予定だった。何回か催促していたのですが、最終的には3月末には納車できるような形で、リース会社の方とお話していますのでという案内はあったのですが。」
その後、店側とは連絡が取れなくなったということです。
男性は去年、代金およそ130万円を一括で入金するように店から急(せ)かされ、違和感を覚えながら車を購入しました。
当時を、こう振り返ります。
■男性
「何で買ったんかなと思ったら、やっぱりメーカーの看板があって、信頼感があった。そこをお店としては悪用したみたいな。」
グーニーズワンに車を卸しているという県内の販売代理店は、FBSの取材に対し、次のように回答しています。
『弊社におきましても、多額の売掛金の回収不能が発生し、深刻な被害を被っております。被害に遭われたユーザー様に対し、金銭的な補償は困難ですが、可能な範囲で車両の発注状況の事実確認に協力いたします』
グーニーズワンによる被害を訴える声は、ほかにもあります。
宗像市内に住むこちらの女性は、グーニーズワンに預けていた車のナンバーを勝手に変更されたといいます。
■女性
「お店として写真を撮ったりとか、イベント用で使いたいから車を貸してほしいと。車はあったのですが、全く違う北九州ナンバーが付いていて。」
さらに。
■女性
「グーニーズワンから新車1か月点検のはがきが先週、届きました。もちろん車は買っていないし、知らない車の車名と車両番号が載っていて。これが届いたということは、主人の名義になっていて自動車税とかそのあたりも来るんじゃないか。あれだけ車が好きな人が集まるお店で、親身になって相談やカスタムの提案とかしてくれていたのに。」
詐欺や悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明氏は「納車前に多額の支払いを求めてくる店には注意が必要」と警鐘を鳴らします。
■詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏
「車自体、前金を払って納車を待つ、事前にお金を払うことが多いと思うのですが、何か理由をつけて全額払わせると。そうすると値引きするよとか言われて、被害に遭うケースが多くなっています。知らないうちに名義が勝手に変えられて、他の人の契約を取り付けるような車になっていたり。悪用される可能性もあって、そこも非常に今後、問題になるのかなと。」
グーニーズワンをめぐる警察への相談件数は、3月末から4月15日までに150件を超えていて、警察は実態解明を進めています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年4月16日午後5時すぎ放送
