14年前のいじめ 第三者委の調査報告書を市に提出 被害男性「教育委員会も見解を」佐賀
14年前、佐賀県鳥栖市の市立中学校で男子生徒がいじめを受けた問題で、4月16日、第三者委員会がまとめた報告書が市に提出されました。被害を受けた男性は、なぜ学校や教育委員会の不適切な対応が繰り返されたのか、解明が不十分だと訴えています。
■鳥栖市教育委員会・佐々木英利 教育長
「令和8年3月26日付で、鳥栖市いじめ問題対策委員会より、鳥栖市立中学校のいじめ重大事態に関する報告書を受領しました。」
14年前、佐藤さんは鳥栖市立中学校への入学直後から7か月にわたって、多数の同級生からエアガンで撃たれたり、暴力を振るわれたりした上、少なくとも32万円余りを脅し取られました。
3月に公表された第三者委員会の報告書は、これらの行為を「明確かつ重大ないじめ」だったと認定。学校や市教委に責任はあったとし、いじめに対する認識の弱さは「極めて重大な問題」だと断じました。
佐藤さんは提出した意見書の中で、第三者委員会が「非常に深刻ないじめ」だったと認定したことを評価しました。
一方で、なぜ学校がいじめを早期に発見できず、いじめ発覚後も、市教委が長年調査を行わなかったのか、不適切な対応が繰り返された背景が解明されていないと訴えています。
■鳥栖市・向門慶人 市長
「今後はそういった対応がないように、我々としては対策を考えていくことが必要だと思っています。」
佐藤さんは「教育委員会も調査報告書の内容を検証し、見解を出してほしい」としています。
