ヤクルト・池山監督流「赤の流儀」とは 「亡くなったおふくろから」「靴、靴下、パンツ、スーツ、全部赤」
今季から1軍で初めて指揮を執っているヤクルト・池山隆寛監督(60)。今年の12球団最年長の指揮官はファッションに深いこだわりを見せる個性派だ。イメージカラーは現役時代から赤。ブンブン丸流“色彩の美学”に迫った。
誰もが度肝を抜かれた。オープン戦が行われた3月20日・日本ハム戦(エスコン)。池山監督は、真っ赤なマスクを着用して登場した。新庄監督からもプレゼントされたが、自身の赤いマスクも持ってきていた。
現役時代のイメージカラーは赤で、リストバンドも赤色。これが当時からのトレードマークであった。「元々は、亡くなったおふくろから『あんた、赤つけときなさい』って言われてた」。昨年12月に還暦を迎えたことで色彩への意識が、より高まった。
還暦=赤のイメージが強い。指揮官も「赤を意識して。(同じイメージカラーが赤の)新庄監督とかぶらないようにしないと(笑)」と語り、ファッションでも球界を盛り上げる意欲を口にしている。実際に身につけるカラーは鮮やかな赤を多用した。「60になった時にも、赤だらけだった」。パーティーで真っ赤なタキシード、靴も赤でそろえたド派手な衣装を披露したこともあった。
「靴、靴下、パンツ、スーツ、全部赤なわけ。新しい監督として迎えるにあたって全て、赤をつけておけばいいのかな。いいことあるんかな、と思いながら。赤をつけていると守ってくれそうな気もする。自分の自己暗示みたいなもの」。朗らかな笑みを浮かべながら池山監督流の“色彩の美学”を明かす。
1軍の指揮を執る今季も、着用するリストバンドは鮮やかな赤だ。節目の開幕戦前にはヤクルト担当の報道陣に「赤をみんなつけてください」とジョーク交じりにお願いした。多くの担当記者が赤ネクタイなど赤をイメージさせるものを着用した開幕戦当日、チームは勝利を収めた。
「俺はたまたま赤がラッキーカラーになっている」と語る池山監督。験担ぎはもちろんだが、球界の盛り上がりにも一役買っている。(デイリースポーツ ヤクルト担当・伊藤玄門)
