「EXPO 2025 バーチャル万博〜空飛ぶ夢洲〜」ギネス世界記録認定証授与式 (左から)ミャクミャク、石川勝・会場運営プロデューサー、石毛博行・博覧会協会事務総長、ギネスワールドレコーズジャパン ジャスティン・パターソン公式記録認定員〈2026年3月26日 大阪市住之江区・大阪府咲洲庁舎〉

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 大阪・関西万博のバーチャル会場として開催した『EXPO 2025 バーチャル万博 〜空飛ぶ夢洲〜』が 3月26日、“世界最大のバーチャルリアリティー万博”として、ギネス世界記録に認定された。

「EXPO 2025 バーチャル万博〜空飛ぶ夢洲〜」ギネス世界記録認定証授与式 (左から)ミャクミャク、石川勝・会場運営プロデューサー、石毛博行・博覧会協会事務総長、ギネスワールドレコーズジャパン ジャスティン・パターソン公式記録認定員〈2026年3月26日 大阪市住之江区・大阪府咲洲庁舎〉

 バーチャル万博の運営主体・日本国際博覧会協会が、未来社会のショーケース事業の一環として展開。

 昨年(2025年)4月3日〜10月13日、来場者がアバター(分身)となり、スマートフォン、VRゴーグル、パソコンなどからアプリケーションを取り込み、バーチャル空間上に展開された展示やイベントを無料で体験できる“インクルーシブな(互いに尊重し、認め合う)万博”として運営。

 島国・日本になぞらえて、バーチャルの世界でいくつかの島で構成、それらの島々を空に浮かぶリング(シンボル・大屋根リングになぞらえて)が結ぶ、バーチャルならではの空間を展開。

 万博の世界に入り込み、実際の建物が再現されたパビリオン・イベント施設を巡りながら、各出展者が展開するバーチャルならではの展示やイベントを自由に楽しむことができた。翻訳機能も備え、連日開催された各国の祭典「ナショナルデー」のイベントもライブで発信した。

 期間中の総アクセス数は3183万。アプリケーションのダウンロード数は115万。利用者からは「万博を訪れる際の予習や、来場後の振り返りとして役立った」「(来場できなかった人からは)会場の雰囲気や、人との交流を感じることができた」といった感想が寄せられた。

イタリアパビリオン
ヨルダンパビリオン
カタールパビリオン
ガスパビリオン「おばけワンダーランド」

 ルワンダ共和国(東アフリカ)では、ボランティアが現地の学校にVRゴーグルを用意し、大阪・関西万博のバーチャル体験イベントを実施。日本国内でも企業の協力を得て介護施設や病院で活用するなど、誰でも楽しむことができた。

 このように「アバターを介して展示やイベントに参加・体験できる」という、これまでにないバーチャル万博の提供形式が高く評価されたことと、バーチャル万博へ出展する国・地域の数が世界最大の158となったことが、ギネス世界記録認定につながった。

 今後はパソコンのみで「レガシー」バージョンとしてアプリケーションを残す(会場をめぐるシーンのみ パビリオン内部の展示やイベントのシーンは展開しない)大阪・関西万博に関連し博覧会協会が運営するイベントで体験できるようにする。

 博覧会協会・石毛博行事務総長は、「今、世界は地域紛争という分断の危機にさらされているが、ともにバーチャル空間を作り上げたことは、万博の理念『多様でありながら、ひとつ』を体現するツールにもなった。インクルーシブの観点からも、お体の不自由な方や遠方にお住まいで、夢洲にお越しになるのが難しい方々にも楽しんでいただけた」と述べた。

石毛博行・日本国際博覧会事務総長
石川勝 大阪・関西万博会場運営プロデューサー

 大阪・関西万博会場運営プロデューサー・石川勝氏は2020年7月、コロナ禍の真っ只中にプロデューサーに就任。大勢の人がリアルに集まるという抵抗感が広まっていた世間の風潮を振り返り、「『インターネットを介した万博開催を目指すべきだ』という声もあったが、コロナ禍がいずれ収束することを信じて、あくまでもリアル開催にこだわりつつ、新たな手段としてバーチャル万博を編み出した。大阪・関西万博が人々の心に残り、未来への希望となり続けてほしい」と話した。

大阪・関西万博 未来社会ショーケース事業「大阪・関西万博バーチャル会場」NTTグループの協賛で実現