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早口言葉は、誰でも手軽にできる脳トレとして、近年注目されています。文字を目で追い、早口で読み上げることで、脳の老化防止に。口周りの筋力を鍛え、滑舌も良くなるトレーニングを、元アナウンサーの赤間裕子さんに教えてもらいました(構成:古川美穂)

【イラスト】「あ・い・う・え・お」正しい口の開け方

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準備編よりつづく

滑舌トレーニング実践(1)

五十音を発声して口周りの筋肉を動かしてみよう!


<50音表>

【STEP1】繰り返し読んでみる

腹式呼吸と基本の口の開け方をマスターしたら、五十音表を見ながら発声練習に挑戦。正しい形で発音すると、表情筋が動いて生き生きした顔になりますよ。はじめは鏡を見て、口の開き方を確認しながらゆっくりと。

「あいうえお」から五十音を1回通して読み、2回、3回と繰り返します。次に「あいうえおあいうえお」「あいうえおあいうえおあいうえお」と10文字、15文字を連続で滑らかに言えるようにチャレンジしてみましょう。

無理して喉に力を入れることはせず、自然にだんだんと声のボリュームを大きくしていきます。3〜5メートル先に届けるような意識で行うのがコツ。一気に五十音すべてを読むのが大変な場合は、まずはあ行だけ、次にか行、さ行まで……と少しずつ増やして、無理なくできる範囲で調整しましょう。

【STEP2】文字を増やして読んでみる

五十音を音読することに慣れたら、今度は「あいうえお」の文字を、例1で示すように「あ、いい、ううう、ええ、お、か、きき……」と、上から1回、2回、3回、2回、1回と、繰り返す数を変えて発音してみましょう。

あ行から始めて、わ行まで終わったら、今度は例2の「あああ、いい、う、ええ、おおお」のように、3回、2回、1回、2回、3回と回数を逆にしたバージョンを。

この2つのパターンを、文字を見ないでも言えるようになると、頭を使い、脳トレ効果が期待できます。


赤間さん

「練習は1日1分でもOKですが、毎日継続することが重要。朝活の一環やテレビCMの間になど、ルーティンとして取り入れて気楽に楽しみながら行ってください。ただし顎関節症の経験がある人や、口を開けると痛みがある人は、無理して大きく口を開かないで」(赤間さん)

【STEP3】手拍子を入れてみる

次に、発声しながら手拍子をするトレーニングに挑戦してみましょう。「あいうえお」各文字の合間に手拍子を挟みます。

例1から始めて「あ☆い☆☆う☆☆☆え☆☆お☆か☆き☆☆……」と、☆の部分で手拍子を。上から順に1回、2回、3回、2回、1回と、手拍子の数を変えていきます。

わ行まで終わったら、例2に挑戦。「あ☆☆☆い☆☆う☆え☆☆お☆☆☆」と、回数を逆にしてみましょう。

口にあわせて手も動かすので難易度が上がりますが、そのぶん脳トレ効果もアップ。

ポイントはリズミカルに、かつ手のひらにしっかり刺激が伝わるように、やや強めにパチン、パチンと手を叩きます。

次の記事では、初心者向けの早口言葉をご紹介。それぞれ挙げた練習方法とコツを参考に、楽しく続けてみましょう

「早口言葉にトライ」につづく