剥き出しかつ簡単固定! 増設も簡単! 素人目には「危険」にみえる大型トラックの「燃料タンク」の謎

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トラックの給油タンクはむき出しでバンドで止まっているだけだ

 信号待ちなどで、隣のトラックを見ると、燃料タンクはむき出しだ。しかもシンプルに四角い金属の箱になっていて、上に給油口が付いているだけなので、安全性などは大丈夫なのかと思うこともある。もちろん大丈夫なのだが、基準としては給油口がしっかりと装着されていて、回転してもこぼれたりしないなど、それほど厳しくはない。よく考えたら、乗用車だって下側から見ればむき出しに近いし、バイクはそれこそそのままフレームに留められているだけではある。

 トラックの場合は火がつきやすいガソリンではなく、逆につきにくい軽油なので、さらにはシビアになる必要がないというのもある。もちろん素材や作りはしっかりとしているので、よほどのことがない限り、破裂したり、爆発するということはないだろう。

 そもそも取り付け方が貧弱なように見えるというか、タンクはむき出しだし、それをバンドで留めているだけなのは一目瞭然だ。これは故意にこうなっていて、トラックの場合重量があってフレームも長いため、コーナーなどで車体がよじれてしまうことがある。ガッチリと固定してあるとストレスがかかってしまうので、あえて緩い感じで取り付けられているのだ。

 さらに乗用車目線だと驚くのが、簡単に交換や増設ができるということ。試しにネットで「トラック 燃料タンク 通販」と検索すると、けっこうな数のサイトが出てくるし、DIYでの方法まで紹介されている。取り付け方法が簡単なので、そこそこの知識と工具があれば交換できてしまうからなのだが、実際に見てみても、トラックによって大きさはバラバラだし、ふたつ付けていることもある。極端な言い方かもしれないが、好みで選んでもいいわけだ。スペースに余裕があることもあって、乗用車よりもこの点の自由度は高い。

 それなら、長距離トラックなどはどんどんと増設したり、大型タンクに交換すればいいと思うが、法律でガソリンの場合は200リッター、軽油は1000リッターまでと決められている。ちなみによく見かけるタンクの場合は大型トラックだと、400リッター前後といったところだ。

 1000リッターまでなら、かなり増やせて1回の給油での走行距離が長くなるのでいいのではと思いがちだが、トラックの場合は車体の重量がシビア。車体が重くなると、それだけ積める量が減るので、タンクを大きくしたり、増やしたりするというのは考えもの。売上にも関係するので、単純な話しではない。

 ただ、シンプルに取り付けられているトラックの燃料タンクにもいろいろと事情というか、決まりがあるというわけだ。