「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を小型化した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」やそのスーパーファミコン版である「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は既に任天堂から公式に発売されていますが、2001年9月発売の「ニンテンドーゲームキューブ」を手のひらサイズにした「Gamecube Classic(ゲームキューブクラシック)」を自作してしまったファンがYouTubeに登場しました。ムービーでは、世界最小の「ニンテンドーゲームキューブ」で実際にゲームをプレイしている様子を見ることもできます。

Gamecube Classic - World's Smallest Gamecube - YouTube

世界最小のニンテンドーゲームキューブを作ったのは、YouTuberのMadmordaさん。

本体上面にあるフタや、前面に4つ並んだコントローラーの接続部

側面の通気口も完全に再現されています。Gamecube Classic本体はなんとグミが入っていたケースから作ったとのこと。

中身はゲームキューブのものではなく、「Wii」の基板をカットしたものを搭載。

コントローラーの接続部は3.5mm ステレオミニジャックなので、当然ゲームキューブのコントローラーを直に接続することはできませんが……

自作のアダプターを介してゲームキューブのコントローラーを使用することが可能になっています。

アダプターを接続するとこんな感じ。

本家ゲームキューブのメモリーカードスロットに該当する部分はUSBポートになっているので、 Wii U用のコントローラーを接続することもできます。

メモリーカードもUSBメモリで代用。このUSBメモリにはゲームのROMデータやセーブデータなどが保存されています。

通気口は両側面にあって、空冷ファンもきちんと内蔵されています。

背部のハンドルも再現されているほか、映像出力用の3.5mm ステレオミニジャックや給電用のMicroUSBポートも搭載。ディスプレイに接続して実際に遊ぶことも可能です。

Madmordaさんがゲーム機としての機能以上にこだわったのが、外観の再現です。

電源が入るとオレンジ色に光るLEDの電源ランプや……

ボタンを押下すると、押し下げられたままになる電源ボタンも本物のゲームキューブとまったく同じ。

この電源ボタンを再現することができたのが、Madmordaさんが最も満足しているポイントだとか。

というわけで実際にGamecube Classicを電源やディスプレイに接続してみるとこんな感じ。ゲームキューブ向けアクションゲーム「スーパーマリオサンシャイン」が表示されたディスプレイの下にはオレンジ色の電源ランプが光る「Gamecube Classic」と、アダプターを介して接続されたゲームキューブのコントローラーがあります。

もちろん実際にプレイすることも可能です。

MadmordaさんのYouTubeチャンネルにアクセスすると、ほかにも任天堂のゲーム機を扱ったムービーがアップロードされているのが分かります。

中には実際に遊べるミニサイズのゲームキューブ用コントローラーを作っているムービーや……

World's Smallest Working Gamecube Controller - YouTube

ゲームキューブ本体に液晶ディスプレイを取り付けてしまっているムービーもあって、Madmordaさんのゲームキューブ愛のほどがうかがえます。

LCD Modded Gamecube - The Magic 8 Cube - YouTube