もう誰からも注意されない大人達へ!堂々と間違えてる率の高い和食の正しい食べ方5選
「和食」が世界中から注目を浴びている昨今。箸を上手に使いこなす海外のグルメな客人も多数現れている。そんな中、あなたは、和食を正式なマナーで、美しく食べている自信がおありだろうか?
思い込みや習慣・クセがわざわいして、実は知らずに恥ずかしいマナーを堂々としている可能性はないだろうか?特に女性は、箸の上げ下げで”お里が知れる”とまで言われてしまう和食のマナー、決して侮ることなかれ!
それでは、料理が供される順番にそって、一つずつ確認してまいりましょう!

お造り 〜結局、山葵ってどうやってつけるのが正しいの??
お造りは基本的に白身と赤身の盛り合わせ。美味しく食べるなら、さっぱりした淡泊な白身や貝類から、こってりした赤身の順でいただく。
チェックポイント:山葵を醤油にぐるぐる溶かしてない?
チェックポイント:添えられたツマ・薬味はどうしてる?

? 山葵は醤油に溶かすのではなく、少量ずつ刺身に直接のせて、山葵本来の味と香りを楽しむ。

? 醤油がたれないように、小皿(もしくは懐紙)で受けて口元に運ぶ。手を受け皿代わりに使うのはNG!

? 赤穂紫蘇は、醤油の入った小皿に入れ刺身と一緒に味わう。

? 赤穂紫蘇の枝や魚の骨など、食べられない部分は、お皿の右上に寄せる。
次は、会食料理の中の主役・椀物について
椀物 〜すぐ口をつけてはダメ!まずは嗅ぐんです!しかも上品に。
和食ではお椀を持ち上げるのが作法。背筋を伸ばして、出汁や汁に溶けだした旨みを堪能しながらいただく。
チェックポイント:お椀の扱いは丁寧に扱えているか?
チェックポイント:蓋を開けた直後の香を楽しむときに、体がお椀に迎えに行っていないか?

? お椀のふたを開けるときは「の」の字を書いて水気を切る”露きり”を行う。

? ふたは内側を上にしてお椀の右側に。お膳がある場合は右外に置く。

? ふたを開けた瞬間の香りを楽しむ。

? 箸先をお椀の中に入れることで、口を付けた箸先を同席者に向けることなく、具が口に押し寄せるのを防ぐことができる。
次は、外国人も大好きメニューの一つ、天ぷら
天ぷら 〜もしかして、塩のつけ方も決まってるとか?
天ぷらは熱々のうちに手前からいただく。つゆの場合は天つゆの器は手に持って、一口に入る分量だけをつゆにさっとくぐらせる。
素材の味わいを損ねないように、つゆにひたひたや、塩まみれになるのは避けていただきたいところだ。
チェックポイント:箸で切りにくい素材の場合、無理やり皿の上でゴリゴリ汚く切ってはいないか?

? 塩の場合は、皿に盛られた塩に天ぷらをつけるとつけすぎになるので、箸で塩をひとつまみして、軽くかけていただく。

? 醤油のジュレは、一口ずつ食べる分量のジュレをつけていただく。
やってはダメ!!NGなこと
ダメダメ、衣がはずれちゃう...。
箸を一本ずつ手に持って、天ぷらをお皿の上で切り分けるのはNG。切りにくい一尾の海老やさつま芋、竹の子などは無理やり箸で切らずに口で噛み切ってもOK。なるべく2口、3口でいただくようにする。

続いては、ごはん・味噌汁・香の物
ごはん 〜ごはんの美しい食べ方って...あるんですね。
お茶碗を持ったら、一度胸の前で構えて一呼吸置いてから食べ始める。一瞬、間を置くことでゆとりがうまれ美しい所作になる。
チェックポイント:ごはん茶碗の、口が迎えに行っていないか?
チェックポイント:香の物を、ごはんの上にのっけて食べていないか?

? お茶碗は4本の指を揃えて底を持ち、親指はふちに添える程度にする。

? お茶碗の左手前から右奥へと一方向に食べ進め、箸先3cmではさめる量を取る。
やってはダメ!!NGなこと
ごはんの上におかずや漬物をのせて、白ごはんをお皿代わりにするのはNG。白ごはんは最後までお茶碗のなかで真っ白の姿を保ってあげるのが、美しい食べ方。

最後は、デザート。ここまでくると、みな気も緩みがち(?)なので気をつけよう
お菓子(洋風デザートの場合) 〜ちょいちょいつまみ食べOKなの?
洋風デザートの場合でも器は手に持っていただく。何品かあるときは、一品ずつではなく交互に食べ進める。
チェックポイント:グラスなど普段から直接口を付けていただく器に盛られている場合の扱いは?

「あまおうワインゼリーと自家製抹茶アイスクリーム」このように複数盛りがでた場合は...?

? アイスの器を手に持ち、手前からスプーンで一口分をすくっていただく。

? 中身をスプーンでかき混ぜてから、グラスを手に持って、ワインを飲むようにいただく。

■今回の指南者プロフィール
株式会社トータルフード代表取締役
フードプロデューサー、小倉朋子(おぐら・ともこ)先生
亜細亜大学講師、日本箸文化協会代表。
最新の著書は、「世界一美しい 食べ方のマナー」(高橋書店刊/1200円+税)
